Dev:JA/Ref/Release Notes/2.81/Eevee

提供: wiki
< Dev:JA‎ | Ref/Release Notes‎ | 2.81
2019年11月14日 (木) 23:19時点におけるYamyam (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「元記事:[https://wiki.blender.org/wiki/Reference/Release_Notes/2.81/Eevee Reference/Release Notes/2.81/Eevee - Blender Developer Wiki] = Blender 2.81: Eevee = =…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

元記事:Reference/Release Notes/2.81/Eevee - Blender Developer Wiki

Blender 2.81: Eevee

新しい影のデフォルト(サンプル数 32)

ソフトシャドウが変更され、Render(レンダー)プロパティ→▼Shadow(影)パネル内の Use Soft Shadow(ソフトシャドウを使用)オプションで有効化するように。これは影をプログレッシブにスムージングし、もっと旧式のシャドウフィルタリング方法(PCF)と組み合わせています。Exponential と Variance Shadow Mapping 方法は削除されました。(d8aaf25c23fa)

これにより、影の精度が向上し、ライトと影の設定がシンプルになり、ソフトシャドウのパフォーマンスも改善しました。

  • Use Soft Shadow(ソフトシャドウを使用)オプション有効で、(ライトサイズが 0 の時も)シャドウマップのアンチエイリアシングをするように。
  • シャドウマップの解像度を元に自動的にバイアスが計算されます。解像度を増やせば、バイアスと光の漏れが減ります。
  • ちなみにシャドウマップの解像度を小さくすると、フィルターサイズが増加(以前はライトの影の Softness(柔らかさ)で動作)し、結果的に影のバンディングが減ります。しかし、これはグローバルパラメーターの一つであり、ライト毎に調整できません。
  • 深度によって不連続な偽の影ができるのを回避するため、影の Bias(バイアス)パラメーターに追加のバイアスが加算されるようになりました。

他の特筆すべき改良:

  • Contact shadows(コンタクトシャドウ)が光の形状に追従するように。コンタクトシャドウの Softness(柔らかさ)は削除されました。
  • サンライトのクリッピング距離が自動的に計算されるように。
  • ライトのインスタンス化とその影の投影に対応。

Transparent(透過) BSDF

透過の処理を作り直し、Cycles での同じ BSDF のコンビネーションに対応しました。(d5002f007e8d).

従来の透過ではできなかったエフェクトのサンプル
ノードツリー

Additive(追加)と Multiply(乗算)ブレンドモードは、Cycles と互換性のある同等のシェーダーで置き換えられました。これらの廃止されたブレンドモードを使用したマテリアルを含む、blend ファイルを読み込む、互換コードが追加されましたが、非常に希な状況においては失敗する可能性もあります。(13d469e6f0c5)

廃止されたブレンドモードを置き換えるノードセットアップ

Holdout(ホールドアウト)

Holdout(ホールドアウト)に対応、不透明と半透明のサーフェスの両方で動作します。(67c10dbf1322)

Holdout シェーダーサンプル

その他の変更

  • バンプマッピングが Cycles に近い、もっと正確な結果になるよう変更されました。特に、プロシージャルテクスチャによるバンプマッピングが従来に比べ、若干パフォーマンスを犠牲にしつつも大幅に改善されました。
  • Separate Albedo(アルベドを分離)オプションが常にONになり、UIから削除されました。(アクティブ)SSSノードと他の BSDF ノードとのミックスもより正確になりました。
  • ボリューメトリックエフェクトの最新の GPU での計算が高速化されました (caf494444cd7)。ボリューメトリック実装内のバグが修正され、特定のシーンでの見た目が少し変わる可能性があります。