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2018年6月29日 (金) 05:57時点における最新版
目次
Blender 2.68: Cycles
パフォーマンス
Windows での公式の Blender リリースが大幅に高速化され、Linux や Mac OSX上でのパフォーマンスに近づきました。特に多数の形状のあるシーンでは最適化による恩恵を受け、多くの場合、レンダリングが30%高速化されます。Linux と Mac OSX もその恩恵を受けますが、約10%ぐらいの増加です。
CUDA
- NVidia Tesla K20、GTX Titan、GTX 780 グラフィックカードに対応。
- CUDA のパフォーマンスも向上し、様々なグラフィックカードやシーンでのレンダリングが25%高速に。
- Blender の自前ビルドを作成されている方々へ:最適なパフォーマンスを得る為、CUDA toolkit バージョン5.0にアップグレードしてください。
- ヘアーレンダリングが GPU でも可能になりました。(r56600)
新しいノード
- ワイヤーフレーム(Wireframe)ノード。メッシュの三角形ワイヤフレームデータにアクセスできます。 (r56928)
- トーン(Toon)BSDF と、ディフューズ(Diffuse)、光沢(Glossy) 要素でアニメ風のエフェクトが可能になりました。(r56980)
- 波長(Wavelength)ノード。波長を RGB カラーに変換できます。 (r57368)
レンダーパス
ミスト(Mist)パスに対応しました。開始(start)、深度(depth)、減衰(falloff)がコントロール可能です。このパスはコンポジティング時に、例えば、ミックスRGB(Mix RGB)ノードの入力にし、遠ざかるオブジェクトにフェードアウトを追加するのに使用できます。レンダーレイヤーでパスが有効化されていれば、ミストパス(Mist Pass)パネルがワールド(World)プロパティに表示されます (r57278)。
レイの可視性(Ray Visibility)
光線(レイ)の可視性(Ray Visibility)がすべての光源(ランプ(Lamp)、放出メッシュ(emitting meshes)、ワールドの環境照明(World envionment))に対応しました。これらの光源のオプションの使用で、その光を、ディフューズ(Difffuse)、光沢(Glossy)、透過(Transmission)の各シェーダーに限定的に影響を与えることができます。
Open Shading Language
Westin Sheen と Westin Backscatter クロージャ がテスト用に追加されました。クロスのようなエフェクトに便利です。(r56900)