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2018年6月29日 (金) 06:07時点における最新版
目次
Blender 2.70: モーショントラッカー
重み付けトラック(Weighted Tracks)
重み付けトラックが実装されました (r60948)
カメラやオブジェクトトラック実行時の非常によくある問題は、動画クリップ内のトラック可能な特徴(Feature)が突然利用できなくなることです。これはトラック中の特徴がフレーム外に出る、またはカメラの視点をブロックする何かの後ろに隠れてしまう時に起こります。
この問題はトラック可能な特徴が少ししかなく、さらにフレーム外に出て行ったりビューからブロックされる特徴が、他のトラッキングマーカーよりカメラに近くなる時に悪化します。突然の透視情報の減少により、ソルバーがカメラモーション中の異常なジャンプを計算することになります。この種のエラーは見た目が悪くなったり、さらにショット全体を台無しにする可能性もあります。
現在、各トラックマーカーに、ソリューション全体における影響力を決定するウェイトを割り当てることができるようになりました。トラッキングマーカーのウェイトはプロパティ領域の▼トラック(Track)パネルにある、ウェイト(Weight)スライダで編集できます。 また、これらのウェイトの影響はアニメーションも可能です。現在、トラッキングマーカーは例えば、どんなフレーム数の範囲でも、使用の「フェードアウト」ができます。問題のあるトラッキングマーカーのウェイトを修正することで、望まれないジャンプを修正、または大きく軽減できます。
カメラソリューションのシーンを再構築したい時にも、トラックウェイトを使用できます。この場合、まず注意深くトラックとソルブを行い、いったん終わったら、すべてのマーカーを[Ctrl]+[L]キーでロックします。トラッカー設定の詳細設定(Extra Settings)内のトラッカーウェイト(Weight)を0に設定し、特徴を検出(Detect Features)してすばやく多数のマーカーを追加します。 では、これらをトラックし、シーンを再びソルブしましょう。ウェイトが 0 なため、これらは全くソリューションに影響しませんが、シーン内に良い参照ポイントが多数できあがります。以下はそのデモ動画です。
平面トラック(Plane Track)
平面トラックにいくつか改良が行われました。平面トラックが現実の透視投影の湾曲を行うようになり、動画クリップエディター(Movie Clip Editor)内で平面トラックに画像を割り当てできるようになりました。 動画クリップエディター(Movie Clip Editor)での編集中、その画像を表示でき、リアルタイムで最終的な合成フレームがどのように見えるかのフィードバックが得られます。
以下は Sebastian Koenig 氏による平面トラック画像についての簡単なチュートリアルです。
Harris Detector
従来、Blender は特徴の検出に FAST ライブラリを使用していました。これは名前が示す通りすばやく動作しますが、FAST ライブラリが検出した特徴はあまり堅牢ではありませんでした。
現在運用している新しい検出方法は、作者の名前から Harris と呼ばれています。この Harris Detector は FAST ライブラリに比べ少し遅く、特徴の検出も少ないですが、特徴の品質は明らかに上です。
小さな変更
- フレーム毎のトラックの再構築エラーを、動画クリップエディター(Movie Clip Editor)のカーブビュー内に表示するように。