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** これらの場合、もっと安定した見た目の達成を重視する場合のシミュレーション用途に APIC が利用できます。 | ** これらの場合、もっと安定した見た目の達成を重視する場合のシミュレーション用途に APIC が利用できます。 | ||
** 全般的にユーザーは FLIP より APIC の方がノイズが少ないまま、渦をうまく維持することに気づくでしょう。 | ** 全般的にユーザーは FLIP より APIC の方がノイズが少ないまま、渦をうまく維持することに気づくでしょう。 |
2021年3月12日 (金) 02:19時点における版
元記事:Reference/Release Notes/2.92/Physics - Blender Developer Wiki
Fluid(流体)
- APIC シミュレーションメソッド
- APIC シミュレーションを基礎的に対応しました。以前は FLIP シミュレーションのみ対応していた、Simulation Method(シミュレーション方法)メニューから有効化できます。(8bdf191461a6)
- 従来、FLIP メソッドは多数のパーティクルが空気中に散乱する、飛沫が非常に多いシーンの作成に使用されていました。小さなスケールでのシミュレーションでは、この挙動はあまり好ましい物ではありませんでした。
- これらの場合、もっと安定した見た目の達成を重視する場合のシミュレーション用途に APIC が利用できます。
- 全般的にユーザーは FLIP より APIC の方がノイズが少ないまま、渦をうまく維持することに気づくでしょう。
- FLIP 専用のプロパティ(FLIP Ratio(FLIP の比率)など)を除き、既存の全液体シミュレーション設定(Narrow Band Width(さざ波の幅)など)が APIC にも使用できます。
- APIC シミュレーションを基礎的に対応しました。以前は FLIP シミュレーションのみ対応していた、Simulation Method(シミュレーション方法)メニューから有効化できます。(8bdf191461a6)
- パーティクルのサンプリングの改善
- 液体とセカンダリパーティクルがより正確にサンプリングされるようになりました。全パラメーターが等しい状態では、ベイクしたパーティクルは、ベイク毎に完全に同じ位置に計算されます。従来はそれが保証されていませんでした。(e09d0c0d077c)
- スパース(空疎)グリッドキャッシング
- グリッドデータをディスクに保存している途中、可能な場合(density や flame 時、levelsets は未該当)はグリッドをスパース構造に保存するようになりました。(e09d0c0d077c)
- スパース最適化により、(ドメイン設定に既存の)"Empty Space(空の空間)" 値未満の値のグリッドセルはキャッシュされません。
- この最適化による主な恩恵は次のような物があります。
- キャッシュサイズの軽減
- ビューポートでのシミュレーションデータ再生の高速化
- この最適化は「何もしなくてもそのまま」動作します。UI には有効化するオプションはありません。
- 現時点では、煙シミュレーショングリッドでこの最適化がうまく働くでしょう。
- Viscosity(粘度)
- 粘性のシミュレーション用の新しい方法を追加。(635694c0ff8f、rBM7510)
- この新しい粘性アルゴリズムは、液体のゆがみ、とぐろ巻き、回転をシミュレートできるようにします。(基礎となるメソッド:Viscous Fluids)
- UI の新しい粘性のプロパティ(粘性ソルバーのON/OFF、粘性の強さの変更)はすべてキーフレームでアニメーション可能です。
- FLIP と新しい APIC シミュレーションメソッドの両方で、この粘性ソルバーが利用可能です。ただし安定した挙動を望むなら APIC がお勧めです。
衝突判定
- Cloth(クロス)が、セルフコリジョン用の既存の機能と同様の、オブジェクトの衝突判定からの頂点グループ使用による面の除外に対応しました。(rBe44e0e4e7)
- Collider(コライダー)が、Collision(コリジョン)モディファイアーを削除することなく、アニメーション可能なトグルボタンを通じて無効化できるように。(rBac290bfbe)