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2018年6月29日 (金) 05:46時点における最新版
置換(Displace)モディファイア
Mode: Any mode
Panel: Modifiers
解説
Displaceモディファイアはメッシュの頂点をテクスチャの強度(intensity)に応じて置換(移動)します。手続き型テクスチャでもイメージテクスチャでも使えます。ローカル座標軸や頂点の法線に沿って置換することもできるし、テクスチャのRGBそれぞれの要素をつかってローカルX軸、Y軸、Z軸の置換を同時に行うこともできます。
オプション
- Texture
- 置換に使うテクスチャの名前。
- この欄が空だとモディファイアは無効になります。
- Vertex Group
- モディファイアの影響を受ける頂点グループの名前。
- If VGroupが空だとモディファイアはすべての頂点に等しく影響します。
- Midlevel
- 置換の基準になる値を設定します。テクスチャの各点の値が、この値よりも小さければ指定された置換方向に対してマイナスの向きに置換され、この値よりも大きければプラスの方向に置換されます。このような式になります。
置換の高さ = テクスチャの値 - Midlevel
- Blenderではカラー値や輝度などは0.0から1.0で表します。0から255ではないので注意してください。
- Direction
- 置換される方向。
- 以下から選べます。
- X - ローカルX軸に沿って置換します。
- Y - ローカルY軸に沿って置換します。
- Z - ローカルZ軸に沿って置換します。
- RGB -> XYZ - テクスチャのRGBそれぞれの要素に基づいて、ローカルXYZ軸それぞれに沿って置換します。
- Normal - 頂点の法線方向に置換します。
- Texture Coordinates
- 各頂点がテクスチャから値を受け取るときのテクスチャ座標。
- 以下から選べます。
- UV - 面のUV座標に従います。
- UV Layer
- 使用するUVレイヤー。
- オブジェクトにUV座標が設定されていない場合はローカル座標が使われます。UV Layer欄が空で、しかしUVレイヤーそのものは存在する場合(たとえばUVレイヤーを追加した直後などはそうなります)、アクティブなUVレイヤーが設定されます。
Note
UV座標は面ごとに設定されるので、現在のところ頂点のUVテクスチャ座標はその頂点を使う面のうちで最初に見つかった面から設定されます。他の面は無視されます。このことから、UV座標が連続していない場合は不自然な結果になる可能性があります。
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- Object - 以下の欄で指定したオブジェクトの座標系をテクスチャ座標系に使います。
- Object
- ここで設定したオブジェクトの座標系を使います。よってこのオブジェクトを動かすとテクスチャのマッピング座標も変化します。また、置換を施すほうのオブジェクトを移動させた場合も座標系は変化することに注意してください。オブジェクトを移動してもテクスチャを同じ座標系のままで保ちたいなら、座標の指定に使っているオブジェクトも同じ方向に同じ割合で移動する必要があります。
- この欄が空の場合はローカル座標が使われます。
- Global - オブジェクトのグローバル座標に基づいてテクスチャ座標を設定します。
- Local - オブジェクトのローカル座標に基づいてテクスチャ座標を設定します。
- Strength
- 置換の強さ。Midlevel に基づいてオフセットが計算されたあと、Strengthを掛け算したものが最終的な置換の値になります。このような式です。
頂点の移動量 = 置換の値 × Strength
. - 負の値を使うとモディファイアの効果を反転できます。
以下も参照してください
- Blender artists post: Displace modifier tutorial (September 2006)