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2018年6月29日 (金) 06:13時点における最新版

Blender 2.73: Cycles

Cycles の改良には次のようなものがあります: Area Lamp(エリアランプ)サンプリングの改善、Homogeneous(均質)ボリュームレンダリングの高速化、ボリュームメッシュ内部のカメラへの対応、Cubic(三次)ボクセル補間設定、GeForce 9xx Maxwellカードの対応など…。

シェーディング

Area Lamp(エリアランプ)サンプリングの改良 (比較画像は nudelZ 氏作)
  • 論文「An Area-Preserving Parametrization for Spherical Rectangles」を使用した Area Lamp(エリアランプ)サンプリングの改善。
    これはエリアランプのサンプリングを少し遅くしますが、通常はノイズの減少により相殺されます。(bc411ec06ef429)


二つの Area Lamp による Max Bounces(最大バウンス)設定(比較画像は nudelZ 氏作)
  • 新しい "Max Bounces"(最大バウンス)オプションがランプに追加、そのランプが影響する光の反射数をコントロールするのに使用できます。(fb820c063831)


Volume(ボリューム)レンダリング

ボリュームメッシュの外側と内側カメラ
  • ボリュームメッシュの内側のカメラでレンダリングできるように。(fe731686fb31b6c)


Linear(リニア)と Cubic(三次)ボクセル補間
  • Cubic(三次)ボクセル補間に対応。
    これは特に低解像度の煙シミュレーションでアーティファクトを回避するのに便利です。設定はシェーダ毎で、プロパティエディタ内→▼Settings(設定)のボリュームサンプリング方法メニューにあります。
    (d2d1b19170c579)


最適化

  • Mix(ミックス)RGBシェーダ(ミックスブレンディングモード)を最適化、Factor(係数)が0.0または1.0の時、メモリ使用量が減り、パフォーマンスがちょっぴり改善されます。(cbffc7499ef8)
  • 単一値のノードへのリンクがない Math(数式)ノードの最適化。 (6a4a911fc39ffc)
  • Decoupled ray marching が使用された時の Homogeneous(均質)ボリュームレンダリングの高速化。(157067acbde7)

GPU レンダリング

  • Geforce 9xx GPUs (Maxwell) に対応しました。(a613290775c8)

その他

  • Quick Smoke (クイック煙): 実際に使用する場合にのみ炎や煙用ノードを生成するようになり、若干高速に。(69e41d473c982)
  • ボリュームの Step Size(ステップサイズ)が0.01から1.0の、ソフトな UI の範囲を持つように。これは一般的な利用における範囲です。(489df9830662)
specular color in solid shading mode
  • Solid(ソリッド)シェーディングモードでのスペキュラカラーに対応、マテリアルパネルから利用可能です。(9124ecb16b2)