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2018年6月29日 (金) 06:09時点における最新版
DPX and Cineon
Cineon は Kodak のフィルム走査用の規格で、10ビット/チャネルの Log 形式です。DPX は ANSI/SMPTE 工業規格として Cineon から派生したものです。DPX は 16ビットカラー/チャネルで、Log だけでなくリニアもサポートします。DPX は現在広く採用されている規格で、映画ハードウェア/ソフトウェア産業で使われます。
Cineon と同様 DPX は「目に見える」色だけを(レンダリングや合成の結果として) 0.0 から 1.0 の範囲の値で格納し変換します。アルファは書き込みません。
プログラムコードは CinePaint からありがたくコピーさせてもらいました。CinePaint のメインプログラマー Robin Rowe によれば、DPX のコードのデフォルトは Log 式の色空間です。これを無効にする方法を我々はまだ発見できませんが、明らかな損失なしに読み書きがうまくできているようです。
Blender DPX ファイル(Elephants Dream ムービーの全部)は問題なく Quantel IQ HD/2K の仕上げ/グレーディングセットに取り込むことができたため、ひとまずはプロ用途に対応していると考えています。
Radiance HDR
Radiance は照明効果のシミュレーション用ツール群で、Greg Ward によって作られました。Radiance は最初の(そして長い間唯一だった)HDR 画像形式を持っていましたが、この形式は他の多くのソフトウェアがサポートしています。
Radiance (.hdr) ファイルは色の各成分を依然として8ビットで格納しますが、追加の(共有される)8ビット指数値を使って、ピクセルあたり 32ビットまで格納できるようにします。このファイルには RGB だけを格納できます。