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2018年6月29日 (金) 05:51時点における最新版
目次
Blender 2.65: モディファイアー
ラプラシアンスムーズ(Laplacian Smooth)モディファイアー
ラプラシアンスムーズ(Laplacian Smooth)モディファイアーは、メッシュ表面の形状の小さな差異によるノイズを軽減できます。これは現実世界からオブジェクトを再構築する際に、好ましくないノイズが含まれている場合に便利です。メッシュスムージングツールは元のモデルの形状と同様の形状を維持しつつ、ノイズを除去します。
ラプラシアンスムーズモディファイアーは拡散方程式の中のラプラスベルトラミ作用素の曲率流を元にしています。(yamyam注:まるで自信なし) 完全なドキュメントとサンプル.blend ファイルはLaplacian Smooth マニュアルページ(英文)にあります。
ポリゴン数削減(Decimate)モディファイアー
ポリゴン数削減(Decimate)が書き直され、UVと頂点カラーを維持するようになりました。 3つの違う簡略化モードが選べます。
- 束ねる(Edge Collapse) - オリジナルのモディファイアーで使用されていた、一般的な方法。
- 分割の復元(UnSubdivide) - グリッド状のメッシュの細部を(均等でない構造にせず)削減します。
- 平面(Planar) - 主にフラットな表面からなる形状上の細部を削減します.
束ねる(Edge-Collapse)方法は頂点グループによる、メッシュを削減する部分の指定に対応しています。
三角面化(Triangulate)モディファイアー
三角面化(Triangulate)モディファイアーは三角面化の一貫性を確実にします。特にベイキング・インポート・エクスポート時の、三角面化の一貫性が強要される場面でバンプマップをベイキングするのに便利で、ベイキングに内部・外部ツールを使用したメッシュの、三角面化の違いにより起こるアーティファクトを回避します。
アーティファクトはタンジェント空間の補間が、ベイキング中に使用された物と違うことにより生じます。ここで使用されている重心補間は、四角形の三角形化とは別で、ちょうど三角面の違いによってグーローシェーディングが違う物になるようなものです。(r52379)
ワークフロー
確実に正しいタンジェント空間補間を行うには、パイプラインの二つの段階で確実に同じ三角面化が行われるように、三角面化モディファイアーを追加する必要があります。
- ベイキング前に、ベイクしようとするオブジェクトに。
- エクスポートまたはレンダリング前に、確実に三角面化の一貫性を保てるよう。
- モデルがアニメーションする場合、アーマチュアモディファイアーの前に三角面化モディファイアーを実行すべきです。
この三角形化の仕組み(現在、綺麗に分割(Beauty)オプションがモディファイアー上にありますが、将来的には1,2,3 - 2,3,4の頂点接続のような別の物にする予定です)はこれら二つの手続きの間の一貫性を残すでしょう。 綺麗に分割(Beauty)オプションは、四角形を最短の対角線で分割します。OFFで反対の動作をします。
上の画像は四角形の分割がベイキング中の方法と違う場合に生じる齟齬を示す物です(右側)。(モデルは Andy Davies 氏)