Dev:JA/Ref/Release Notes/2.65/Smoke Simulation

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Blender 2.65: 炎&煙シミュレーション

炎シミュレーション

煙シミュレーターに新しいフロー(Flow)タイプが追加され、火炎(Fire)、煙(Smoke)、炎+煙(Smoke & Fire)から選択できるようになりました。 3Dビューのプレビュー内部で炎を見ることができるようになり、Blenderレンダー(Blender Internal)のボクセルデータ(Voxel Data)テクスチャもこの新しい炎シミュレーターに対応して更新されました。


適応ドメイン(Adaptive Domain)

  • ドメインの解像度とサイズが煙の存在する領域のみカバーするよう自動調節されるようになり、同時にドメインの計算が最小限でできるようになりました。また、必要ならオリジナルのドメイン領域の周囲に追加のシミュレーションセルを付加できるようになりました。
  • ドメイン位置のアニメーションに対応しました。シミュレーション中にドメインオブジェクトを移動すると、煙の「境界」のみが移動し、煙自体はその場に残ります。この方法により、シミュレーション領域を動くエミッターなどの周囲のみに制限できます。


フォースフィールド(Force Field)との相互作用

他の物理シミュレーションとの相互作用ができるようにするため、新しいフォースフィールドタイプ、"煙のフロー(Smoke Flow)" が追加されました。これは煙シミュレーションの空気の流れの速度を力として適用します。使用するには "煙のフロー(Smoke Flow)" フォースフィールドを追加し、ドメインオブジェクトを選択します。(サンプル動画)

色付きの煙

フロー(Flow)と炎から発生する煙の色を設定できるようになりました。色付きの煙をレンダリングできるようにするには、テクスチャ(Texture)プロパティの "反射色(Reflection Color)" をONにしてください。(サンプル動画)

コリジョン(Collision)オブジェクト

  • アニメーションするコリジョンオブジェクトが、煙をブロックしないようになり、代わりに煙がコリジョンオブジェクトの移動速度で運ばれるようになりました。(サンプル動画)
  • コリジョンオブジェクトが煙を通過する時に渦を起こすようになりました。

その他の機能

  • ドメインが回転できるように。つまり、シミュレーションを X、Y、Z軸と平行にしなくてもよくなったということで、ドメインを目標の領域に自由に回転できるようになりました。
  • メッシュ表面(Surface)とボリューム(Volume)からの煙の発生に対応―パーティクルなしで。
  • ボリューム(Volume)テクスチャで "生成(Generated)" 座標系使用時の新しいオプション:"バウンドにマップ(Map to Bounds)" を追加。これはテクスチャ座標をメッシュのバウンディングボックスにマッピングする物で、適応ドメインの内容をレンダリングできるようにします。編集モード(EditMode)でのドメインのスケーリングによる問題も解決できます。
  • シミュレーションがシーンの重力(gravity)設定を使用するようになりました。必要なら重力の方向も変更可能です。