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2015年10月31日 (土) 01:56時点におけるwiki>Yamyamによる版
Blender 2.76: Cycles
AMD GPU の対応
OSX
このリリースでは Apple OSX プラットフォームでの AMD GPU に対応しました。この作業は主にドライバーの品質を大幅に改善し、現存の Cycles カーネルの実行を可能にした、OpenCL ドライバーチームによるものです。
現時点で AMD の重大な修正を含む唯一のプラットフォームである、OSX El Capitan にアップデートすることが大前提です。
Windows / Linux
また、このリリースは Windows と Linux にも、AMD GPU 対応の多数の修正や改良があり、様々な GPU を使用できるようになりました。
その一つに、古いカードの使用時、User Preferences(ユーザー設定)でクラッシュするのを回避するのに関係する修正があります。(87328bd) これにはいい解決策がなかったため、このコードでは簡単に特定のドライバーのベンダーやバージョンをチェックするだけになりました。もちろんこのようなチェックはあまり信頼できないため、もしこのデバイスリストに載っていない、新しいカードと最新のドライバーを使用された方は、この問題についてのレポートをお願いします。
その他
- 複製元のオブジェクトが複製したオブジェクトのモーションブラーをコントロールするように。(3044e9f)
- ライトの Max Bounces(最大バウンス)が World Background(ワールド背景)でも利用可能に。(d54e77b66dcb)
- Point density(点密度)テクスチャ対応。(9b40616)
- カメラズームのモーションブラーに対応。(dc3563f)
- 画像テクスチャの延長方法に拡張とクリッピングが追加(f2c54df、e3461a0、4690281、f296259)。Image Texture(画像テクスチャ)ノードからアクセス可能で、オプションは以下の通りです。
- Repeat(リピート) - 画像が水平・垂直方向にリピートします
- Extend(拡張)- 画像の端のピクセルを繰り返して延長します
- Clip(クリップ)- 画像サイズでクリッピングし、外側のピクセルを透明にします
最適化
- カメラスペースオブジェクトカリング。(92a3799)