Dev:JA/Ref/Release Notes/4.30/cycles

提供: wiki
< Dev:JA‎ | Ref/Release Notes‎ | 4.30
2024年11月12日 (火) 07:57時点におけるYamyam (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「{{MARKDOWN}} 元記事:[Cycles - Blender Developer Documentation](https://developer.blender.org/docs/release_notes/4.3/cycles/) # Blender 4.3: Cycles ## Linux での…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

元記事:Cycles - Blender Developer Documentation

Blender 4.3: Cycles

Linux での HIP-RT 対応

Linux プラットフォームでのハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシングに対応しました。(PR#121050)

実装の詳細によると、これは Blender を Linux と Windows 用のオープンソースの HIP-RT ライブラリ使用に切り替えることで実現しています。これらのライブラリはプリコンパイルされており、典型的なプリコンパイルプラットフォームリポジトリに格納されています。

Cycles hiprt.png

Spring ファイルでのパフォーマンスに既知の問題が少しあり、これは Blender 4.3に行われたこの作業に特有の物ではなく、将来的に着手される予定です。

ボリューム

  • Volume Scattering(ボリューム散乱)ノードが Henyey-Greenstein 以外の位相関数に対応しました。大気での散乱用の Rayleigh、水中での散乱用の Fournier-Forand、星間での散乱用の Draine、雲と霧用の Mie が利用できます。(PR#123532)

その他

  • オーレンネイヤー BSDF(0以外の Roughness(粗さ)の Diffuse(ディフューズ)BSDF にて使用)が、エネルギーを保持し、複合散乱を考慮するようになりました。(PR#123345)

    • その結果、従来のマテリアルが若干明るく、飽和度が高くなります。
  • Principled BSDF(プリンシプル BSDF)ノードに Diffuse Roughness(ディフューズ粗さ)入力が付きました。Diffuse BSDF(ディフューズ BSDF)ノードの Roughness(粗さ)入力と同じ働きをします。(PR#123616)

  • Metal バックエンドでの AMD と Intel GPU 対応を停止しました。(PR#123551)

  • パノラマカメラがマッピングオプションの一つとして Central Cylindrical(セントラルシリンドリカル)投影に対応しました。(PR#123046)

  • OptiX 用の B スプラインの表現に、もっとコンパクトな表現を使用するように。(PR#125899PR#127861)。注意:これにより、最小ドライババージョンが495.89に引き上げられます。

  • Cycles の AMD HIP バックエンドでの Vega 対応を停止。(c2f93e0f68)