Dev:JA/Ref/Release Notes/3.30/Cycles
< Dev:JA | Ref/Release Notes | 3.30
元記事:Reference/Release Notes/3.3/Cycles - Blender Developer Wiki
レンダーと Cycles
GPU レンダリング
Intel
oneAPI を使用し、最近の Intel GPU でのレンダリングに対応。(rBa02992f1313)
これには Intel® Arc™ GPU もしくは Intel Data Center GPU が必要です。今回の実装はこれらのアーキテクチャと将来の Intel GPU 対応を第一目標として行われました。
- ドライバのバージョンが101.3268以降の Windows で対応しています。一部に安定性の問題があり、将来の Intel ドライバ更新で解決される予定です。
- ドライバのバージョンが22.26.23570以降の Linux で対応。
Intel Arc Beta ドライバの使用を推奨します。
AMD
Vega 世代のグラフィックカードでの AMD GPU レンダリングが Windows と Linux で可能になりました。外付け GPU と APU の両方に対応しています。(abfa097)
対応 GPU は Radeon VII、Radeon RX Vega シリーズ、Radeon Pro WX 9100などです。
Apple
Apple Silicon での Metal GPU レンダリングにローカルメモリアクセスと交差カーネルの最適化が行われました。(4b1d315、da4ef05)
変更
- OpenVDB ボリュームがデフォルトで高精度(フル)ではなく、半精度 Float でレンダリングされるように。大幅にメモリが節約されます。ボリュームデータプロパティの Render(レンダー)パネルに新しく、Half(ハーフ)、Full(フル)、Variable(可変)精度のエンコードが選択可能な設定が追加されています。(a8c81ff)
- 新しい Filmic sRGB 色空間が画像用に追加されました。これは Filmic ビュー変換を使用する、レンダー内のコンポジティングの背景プレートに使用されると予想され、背景プレートの見た目の変化はありません。
Filmic sRGB の使用時は、0..1の範囲の色がシーンのリニア色空間の HDR カラーに変換されます。(2b80bfe、33f5e8f)
- カメラの被写界深度の場所指定がアーマチュアのボーンに対応。(2e70d5c)
- OptiX デノイザーのパフォーマンスが更新、マルチ GPU によるレンダリングが改善されました。(rB79787bf8e1e1)