Dev:JA/Ref/Release Notes/3.40/Sculpt
元記事:Reference/Release Notes/3.4/Sculpt - Blender Developer Wiki
スカルプト、ペイント、テクスチャ
パフォーマンス
- 面セット、非表示、マスクが未使用の場合のパフォーマンスとメモリ消費量が改善しました。(b5f7af31d6d474)
- Voxel Remesher(ボクセルリメッシャー)使用時の属性の再投影のパフォーマンスが大幅に改善。(bad55d56bc71).
Auto-Masking(自動マスク)
- 3Dビューポートヘッダーに全自動マスクオプションを管理する、新しいポップオーバー。(db40b62252e5)
この UI は自動マスク切り替えをアクセスしやすく、わかりやすくします。
各設定の順序も正しくなりました。さらにパイメニュー(ショートカット[Alt]+[A]
)により、すばやくアクセスできるようになりました。
同じ UI はブラシ設定にも使用されています。 アクティブブラシの自動マスク切り替えは、そのモードの自動マスク切り替えでオーバーライドされます。
- Cavity(キャビティ)自動マスク切り替えが、このオプションとブラシ設定に追加されました。(0156a677c7d1)
この自動マスクオプションを使用することで、自分でキャビティマスクを作成するより、キャビティによるペイントとスカルプトをすばやく行うことができます。
さらに "Inverted"(反転)、"Factor"(係数)、"Blur"(ぼかし)、"カスタムカーブ" でキャビティマスクの調整も行えます。 "Create Mask"(マスクを作成)ボタンで、自動マスク情報を通常のマスク属性に変換できます(マスクの編集用または単なる視覚化化用)。
これには旧 "Dirty Mask" メニューオペレーターの代替となる、新しい "Mask From Cavity"(キャビティからマスク)オペレーターも含まれます。
- Area Normal(エリア法線)と View Normal(ビュー法線)自動マスク切り替えを、オプションとブラシ設定に追加。(0156a677c7d1).
これらの自動マスクオプションは特定の角度での選択的ペイント/スカルプトに便利です。 "View Normal"(ビュー法線)は視点の角度を、"Area Normal"(エリア法線)はストローク開始からのブラシカーソルの法線方向を使用します。
"Limit"(制限)と "Falloff"(減衰)は、自動マスクに含まれる角度と、マスクのソフトさを決めます。
"Occlusion"(遮蔽)は、パフォーマンスと引き換えに高精度な投影ペインティングが可能になります。
詳細はマニュアルの auto-masking ドキュメントをご覧ください。
その他
- Face Set(面セット)がオプトインされるようになりました。つまり、プリミティブのオブジェクトはデフォルトでは面セット属性は持たないようになったということです。その結果、オブジェクトが統合、または編集モードで変更が行われた時、新しい形状に自動的に面セットが割り当てられないため、パフォーマンスの向上と、未使用時の見た目の異常がなくなります。(e8291f4504d3)
- モディファイアースタックでトポロジーの変更がない場合、ウェイトと頂点ペイントがスタック全体を使用するように。これにより、ジオメトリノードや Vertex Weight Mix(頂点ウェイト合成)モディファイアーを使用した、ウェイトレイヤーのペイントが可能になります。(9823a8f72be8088)