Dev:JA/Ref/Release Notes/4.20/pipeline assets io
元記事:Import & Export - Blender Developer Documentation
目次
Blender 4.2LTS: インポートとエクスポート
Collection Exporters(エクスポーターコレクション)
ファイルフォーマットエクスポーターがコレクションでまとめられるようになりました。一つ以上のエクスポーターを Collection(コレクション)パネルで追加・設定できます。設定は簡単に共有や Blender セッションを越えた持続が可能なよう .blend ファイルに格納されます。(509a7870c3)
この機能は同じアセットの再エクスポート繰り返しを効率化します。例えば、ゲーム用の glTF アセット作成中の見た目の試行錯誤や、Blender をスタジオパイプライン内で USD アセットの作成に使用する時などです。
シーン内の全コレクションが、File(ファイル)メニューからシングルクリックでエクスポート可能になりました。さらに、一度に各コレクションを複数のファイルフォーマットにエクスポートできます。
USD
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ヘアーカーブ(Curves)オブジェクトタイプに、インポート・エクスポートの両方で対応しました。(ea256346a8、21db0daa4e)
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ポイントクラウドのインポートに対応。(e4ef0f6ff4)
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Unicode 名にインポートとエクスポート(オプション)で対応しました。USD 24.03以降を使用するソフトウェアのみ、Unicode ファイルに対応できます。(9ad2c7df0b)
新しいインポートオプション
- 定義済み Prim のみ、またはすべてインポート。(bfa54f22ce)
- USD ドームライトをワールドシェーダーに変換。(e1a6749b3d)
- インポート時のメッシュ検証(Validate)。(2548132e23)
新しいエクスポートオプション
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エクスポートするタイプの絞り込み。(a6a5fd053a)
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ワールドシェーダーの USD ドームライト変換。(e1a6749b3d)
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ステージの上方向の軸。(2415380061)
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XForm オペレーター変換。(36f1a4f94f)
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メッシュの三角面化。(b2d1979882)
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USDZ 用のダウンサンプルテクスチャのエクスポート。(3e73b9caa5)
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Blender シェーダーノードからの MaterialX ネットワーク生成。全シェーダーノードのサブセットとその機能に対応。(PR#122575)
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アクティブ UV マップを USD の習慣に合わせ
st
にリネーム。これはデフォルトで有効です。(eaeb8ba8cd)
Alembic
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ヘアーカーブ(Curves)オブジェクトタイプに、インポート・エクスポートの両方で対応しました。(ea256346a8、b24ac18130)
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複数のファイルを一度にインポート。(PR#121492)
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修正:長年のアニメーションするカーブがレンダリング中に更新されない問題を解決。(ea256346a8)
Collada
このフォーマットのビルトインの対応が旧版(Legacy)とみなされるように。将来のバージョンで削除される予定です。(82f9501a4a, 20e4984ad6)
glTF
glTF が Blender とともにリリースされる、コアアドオンバンドルの一部になりました。(13a3603578)
インポーター
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ボーンシェイプとボーンシェイプサイズを設定するオプション。(08d43667c8)
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EEVEE: アルファクリッピングにノードを使用するように。(b583b6ec39)
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Eevee Legacy blend_method を削除。(d9d5597a6c)
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KHR_animation_pointer を実装。(f8368df0c8)
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Use layout panels instead of PanelTypes (for collection export) (033d552a7b)
エクスポーター
新機能
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マテリアルノートで使用されていなくても頂点カラーをエクスポートするオプション。(0f0a8df8a9)
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KHR_animation_pointer を実装。(f8368df0c8)
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コレクションのエクスポートが可能に。(bf2d56e814)
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ルートオブジェクトの重心にコレクションをエクスポートするオプション。(c6e38d084c)
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パフォーマンス:'Disable viewport for other objects'(他のオブジェクトのビュー表示無効)オプション。ドライバーも処理します。(6a4210ff90)
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エクスポートにプロファイルを追加(デバッグ用)。(804a276688)
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EEVEE: アルファクリッピング用ノードを使用。(b583b6ec39)
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EEVEE:アルファクリッピングの後方互換性処理。(8fd9712df9)
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統合チャンネルテクスチャ用 UDIM。(a71027d37f)
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カラーソケットからデータを取得する Float ソケット(アルファなど)が可能に。(c05c08cbff)
修正
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頂点カラーのアルファのエクスポートを修正。(730987cce3)
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属性ノードからの UV マップのエクスポートを修正。(ac97907841)
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係数と頂点カラー両方の同時エクスポートを修正。(d80a1dd5f8)
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エクスポートするトラックがない時にオブジェクトをセット・リセットしないように。(b156daa989)
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修正:(実験的機能)モディファイアー+シェイプキーのあるジオメトリノードのエクスポート。(786428011f)
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ライトオプション有効時、インスタンス化コレクションのエクスポートでクラッシュするのを修正。(6b8b29648c)
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完全な階層+ライトのエクスポートでクラッシュするのを回避。(6ac680c1a7)
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コレクションの絞り込みによるクラッシュを修正。(c794324c8a)
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インスタンス化コレクションに通常の子が持てるように。(be96d5144a)
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評価済みデータでのマテリアルを修正。(c297a9513e)
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コレクションの完全な階層内部のオブジェクトの階層を修正。(68c49290e3)
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ジオメトリノードデータのチェックを修正。(9ba22d4bc7)
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一部の誤探知によるユーザーへの警告を削除。(cab79018ee)
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ベンダーエクステンション宣言を修正。(04b08bcb40)
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様々なタイポの修正。(d41feda6c7、f5f6c460ed)
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Unlit + アニメーションポインターでのクラッシュを修正。(1c840422cf)
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ユーザー警告をクリーンアップ。(f8b8a1a5b6)
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Blender 側の UI 登録仕様変更後のフック UI 登録を更新。(018ece5309)
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様々な修正:
メッシュ検証
OBJ, PLY, STL インポーターの Validate Meshes(メッシュを検証)オプションがデフォルトで有効になりました。これによりインポート処理が少し遅くなりましたが、入力ファイルに異常なデータが入っている場合に後でクラッシュするのを防ぐことができます。検証処理自体も従来のバージョンに比べ、2、3倍高速化しています。(761dd6c923、PR#121413)