Dev:JA/Ref/Release Notes/4.50/eevee
目次
Blender 4.5 LTS: EEVEE とビューポート
EEVEE
シャドウターミネーター
シャドウターミネーターにバイアスが導入されました。これにより、ローポリゴンジオメトリでのセルフシャドウのアーティファクトが除去できます。(81c00bf272)
Z反転
遠距離の視点での深度バッファのアーティファクトを軽減する、新しいアルゴリズムが実装されました。(ca88983af2)
修正
Quantized Geometric Normal(量子化形状法線?)を使用し、シャドウアクネ(縞模様)の問題を修正しました。これにより、一部のファイルで影が少し変わる可能性があります。(410282e156)
大きな光源による光の漏れが改善されました。これにより、一部の面が従来のバージョンより暗くなることがあります。(b01cdf7df2)
パフォーマンス
テクスチャ読み込みのパフォーマンスが改善しました。(1d638c0f5e)
起動のパフォーマンスが改善しました。(d955ebce30、1c17063155)
シェーダーコンパイルが、恩恵を受けるプラットフォームではデフォルトでマルチスレッドになりました。マルチスレッドコンパイルとサブプロセスコンパイルを選択できる設定をプリファレンスに追加しました。(1c47e31367)
Vulkan
Vulkan がやってきました! 人気のバックエンドが OpenGL と同等になりました。
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OpenXR、サブディビジョン、USD/Hydra などに対応。
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前回のリリースと比較し、パフォーマンスが大幅に改善しました。
Linux + NVIDIA では、ドライババージョン 550 以降が必要です。一部のシステムでは、OpenGL へのフォールバックが機能しない場合があります。(#139217
OpenGL は Blender 4.5 LTS でもまだデフォルトですが、ユーザーには プリファレンスから有効化して Vulkan を試すことをお勧めします。
対応プラットフォーム
| デバイス | Windows | Linux |
|---|---|---|
| NVIDIA | ||
| GTX 700 - GTX 800 | NVIDIA 500+ | Mesa |
| GTX 900 - GTX 1000 | NVIDIA 500+ | NVIDIA 550+ |
| RTX 2000 - RTX 5000 | NVIDIA 500+ | NVIDIA 550+ |
| AMD | ||
| HD 7000 - HD 8000 | 未対応 | Mesa |
| R 200, R 300 | 未対応 | Mesa |
| RX 400 - RX 600 | AMD 公式/最新 | AMD 公式/最新、Mesa |
| RX Vega | AMD 公式/最新 | AMD 公式/最新、Mesa |
| RX 5000 - RX 9000 | AMD 公式/最新 | AMD 公式/最新、Mesa |
| Intel | ||
| Intel 6~10世代 iGPU | 未対応 | Mesa |
| Intel 11世代 iGPU 以降 | Intel 公式/最新 | Mesa |
| Intel Arc | Intel 公式/最新 | Mesa |
| Qualcomm | ||
| Adreno X1-85 GPU | Qualcomm 31.0.112.0以降 |
- Linux + AMD GPU では Mesa バージョン25.3 が必要です。
- Qualcomm ドライバ 31.0.112.0は、Blender 4.5リリース時点ではリリースされません。
制限事項
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Vulkan を使用したバーチャルリアリティ(VR)にはパフォーマンスの問題があります。VR は OpenGL の使用をお勧めします。
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Vulkan バックエンドは巨大なメッシュ(一億頂点)を処理できません。Vulkan には OpenGL とは違う制限があり、ドライバおよびベンダー固有です。ドライバの変更で制限を突破できる可能性があります。
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すべてのテクスチャを GPU メモリ内に収める必要があります。Vulkan は OpenGL とは違う制限があり、ドライバーおよびベンダー固有です。ドライバの変更でこれらの制限を突破できる可能性があります。
ナビゲーションと選択
選択不可としてマークされたオブジェクトは、選択と自動深度に影響しなくなりました。これにより、半透明面での作業が改善されます。(3dfec1ff73)
GPU ベースのサブディビジョン
Metal (32999913ef) と Vulkan (c7f7c03f4c) での GPU ベースのサブディビジョンが利用可能に。
Suzanne の細分化レベル6によるパフォーマンス比較
| マシン | CPU サブディビジョン | GPU サブディビジョン |
|---|---|---|
| M1 Studio Ultra | 7 FPS | 12 FPS |
| M2 Air | 3 FPS | 11 FPS |
プロファイリング
新しい --profile-gpu コマンドライン引数により、GPU と CPU のプロファイリングデータがエクスポート可能に。(ドキュメント(英文))。