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2018年6月29日 (金) 05:54時点における最新版

ノードエディター(Node Editor)にいくつか新機能がつき、ノードグループのワークフローが改善されました。

ノードグループ(Node Groups)

グループインターフェイス

ノードグループのインターフェイスの設計が完全にオーバーホールされました。ノードグループの入/出力(Input/Output)ソケットは通常のノードの一部となりました(グループ入力(Group Input)/グループ出力(Group Output))。ノードグループの両側への長い接続ラインを回避し、レイアウトが変更される度にあちこち移動しなくなりました。

古いノードグループ:両側への長い波状の接続ライン
新しいノードグループ: 入力と出力が通常のノードに


Blender2.67 node groups interface panel.png

ノードグループのインターフェイスの細部はノードエディターのサイドバー(プロパティ領域、N)で変更できます。ソケットを追加・削除可能で、わかりやすい名前の追加や、定義されている入力データ値の詳細も確認できます。

編集の独立

Blender2.67 node groups multiedit.png

強制的に同じグループを各エディタに表示する代わりに、ノードグループを別々のエディターで独立して開くことができます。各エディターは自身のノードグループ編集の「履歴」を持ちます。これにより、複数のノードエディターウィンドウを使用し、ノードグループと外側のそのグループのコピーを同時に編集できます。

グループの入れ子

入れ子のノードグループに完全対応しました。ノードグループを他のノードグループの中に挿入・作成できます。

再帰
現在の全ノードシステムで再帰するノードグループが禁止されています。ノードグループは自分自身(または自分を含む他のグループ)を含めることができません。これは再帰の無限ループを防ぐためです。将来のノードシステムでは何等かの形でこれを可能にするよう設計されるかもしれませんが、全体的にはノードグループはこれに対応しません。


小さなベクトル演算コンポーネントからより複雑な関数を構築(ファイル:Blender2.67 node groups nesting.blend)
多数のパラメーターを持つ汎用グループでラッピングすることで簡略化したインターフェイスを作成

ピン止め

ノードエディターがピン止めできるようになりました。有効時、ユーザーが違うオブジェクトを選択しても、エディターはそのマテリアルまたはテクスチャを維持します。この時、ノードツリーは3Dビューでのオブジェクト選択とは独立して編集できます。

ピン止めを使用し、二つの違うマテリアルを同時に表示
ピン止めはノードグループにも使用可能

ツールバー

Blender2.67 node toolbar.png

新しいノードを追加(Add)メニュー (⇧ ShiftA)で追加する代わりとして、ノードツールバー(T)内にパネルのリストができました。各ノード用のボタンがあり、実際のノード作成後には移動操作が始まり、すばやくノードツリーに挿入できます。

追加(Add)メニューとツールバーの両方をもたらす基礎システムが Python で書き直され、簡単に調整と拡張ができるようになりました。