Dev:JA/Ref/Release Notes/2.80/Viewport

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Blender 2.80: ビューポート

3Dビューポートが完全に書き直され、モダンなグラフィックカードに最適化、パワフルな新機能が追加されました。

シェーディング

  • Flat(フラット) : これは最もシンプルなライティングモードです。単にフラットカラーがテクスチャやオブジェクトのシルエットに作用するだけです。
  • Studio Light(スタジオライト) : シーンがインストールされた HDRI の一つによって散乱して照らされます。その HDRI を Camera HDRI としてインポートした、または World HDRI としてインポートしなかった場合、いずれもライティングがビューに追従します。
  • Matcap : デフォルト MatCap の新しいコレクションと、カスタム MatCap の追加機能が付きました。現在の MatCap を水平にすばやく反転するオプションも付きました。

カラーモード

シェーディング上に適用される色です。

  • Single(シングル): シーン内の全オブジェクトに同じ色を使用します。
  • Material(マテリアル) : マテリアルプロパティ内の▼Viewport Display で設定したマテリアルカラーを使用します。
  • Random(ランダム): 各オブジェクトにランダムチントを与えます。すばやく各オブジェクトを判別するのに使用します。
  • Texture(テクスチャ): マテリアルのアクティブテクスチャを色として使用します。
Matcap と Cavity
ランダムカラー

その他のオプション

  • X-Ray(レントゲン): 全オブジェクトを同じシェーディング維持しつつ、半透明にします。
  • Shadow(影): 光の方向に従って影を落とし、シェーディングの上に適用します。光の方向はギアアイコンで変更可能です。X-Ray モードとの互換性はありません。
  • Cavity : 新しいアンビエントオクルージョンエフェクトで、シーン形状の凹凸を強調します。
  • Outline(枠線) : 色つきのアウトラインでオブジェクトの輪郭を強調します。
  • Specular Highlights : ディフューズやフラットシェーディングの上にスペキュラーライティングを追加します。
X-Ray


ボリュームプレビュー

Smoke と Fire シミュレーションプレビューがオーバーホールされ、物理ベースのレンダラーによってレンダリングされた物と近くなりました。また、新しいハードウェアへの最適化も進みました。


LookDev

これは Eevee レンダーエンジンによる新しいシェーディングモードです。このモードでは、複数のライティング状態(HDRI)をシーン設定に影響なくテストできます。また、このモードは Cycles 用のレンダープレビューでもあります。その場で HDRI の回転を調整可能で、ディフューズバックグラウンドもシーンライティングにコンテンツを追加することで表示可能です。

二つの球が表示でき、マテリアルのリファレンスとして利用できます。一つは100%反射、もう一つは0.8アルベドの荒い誘導体球です。


オーバーレイ

オーバーレイはレンダリングされたビュー上にブレンドされる、付加的なレンダリングされない情報です。 このレイヤーアプローチにより、全レンダータイプ(Eevee・Cycles・ソリッド描画)上に、これらすべての情報を表示することができます。

オーバーレイプロパティの大半はオブジェクト毎ではなく、ビューポート毎になりました。

  • 無限遠のグリッド: グリッドはシーン原点の縛りがなくなり、ビューの距離によって動的に分割されるようになりました。
  • Face Orientation : このオーバーレイは後ろ向きの面を赤で、前向きの面を青で表示します。
  • Wireframe : アンチエイリアシングされるようになり、アーティファクトが発生しません。また、新しい動的な閾値により、曲率の低い辺がマスクされます。


その他

  • オブジェクトがタイプ毎に非表示化と選択不可に設定できるように。この設定はビューポート毎に格納されます。
  • 旧「limit selection to visible(陰面処理)」オプションが X-Ray 表示モードに統合され、ポリゴン数の多いシーンでのワークフローが楽になりました。