Doc:JA/2.6/Manual/Modeling/Meshes/Editing/Subdividing/Knife Subdivide

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Knife

(ナイフツール)

モード: 編集モード

パネル: Mesh Tools(メッシュツール)

ホットキー: K または ⇧ ShiftK

ナイフツール は Blender 2.6 で改良されました。このツールは、ユーザーの描いた「ナイフ」の線と交差した線や面を切断します。完全に対話的に操作でき、辺、切れ目、頂点にスナップし、辺を複数回切ることができます。

例えば、球の前面に穴を開けたいとき、前にある辺だけを選んで、その上にマウスで線を引きます。ツールは対話的で、全選択か、矩形選択や ⇧ ShiftRMB Template-RMB.png-クリックにより選ばれた辺を対象にします。

⇧ ShiftK やツールパネルにある選択ツールを使って、ナイフツールが選択部分にのみ、貫通(cut-through)モード(後述)で作用するようにします。


Usage

(使い方)

K(または ⇧ ShiftK)を押すと、対話的な実行が開始されます。

切り口を描く
ナイフ分割中はカーソルがメスのアイコンに変わり、ヘッダーがツール用のオプションを表示するように変化します。直線をLMB Template-LMB.png クリックで繋げて描いていきます。
ナイフ切断前のメッシュ
ナイフカット中
ナイフカット完了


Options

(オプション)

新規カット(New cut)E
(それまでとは別の)新たな切り口の指定に入ります。複数の、別の切り口を作れます。切り口が複数あっても、すべてがスナップ対象になります。
複数の切り口を作る
新たな切り口を増やした結果


中点にスナップ(Midpoint snap) Ctrl
押し続ける間、辺の中点にカーソルをスナップします
スナップ無視(Ignore snap)⇧ Shift
押し続ける間、スナップ設定を無視します
角度制約(Angle constrain)C
カット方向をビュー上の45度ずつに制限します
カット角度の制約
カット角度制約の結果


透過(貫通、Cut through)Z
見えている面だけでなく、隠面まで貫通して切断します。

Confirming and selection

(実行の確定と選択)

実行のキャンセルはいつでも、Esc を押すか RMB Template-RMB.png クリックで行えます。切断を確定するには ↵ Enter を押します。このとき次のオプションがあります:

↵ Enter は、切断でできた新たな辺以外の辺を選択したままにします。

Limitations

(制限事項)

どの辺にも触れない切り口を面の中央に作ろうとすると、この切り口は無視されます。現在のところ、これは Blender で作れるジオメトリの制限です。

閉じた円は面の中央で穴を開けるように切ることができますが、同様のモデリング制限により、この穴はそれを囲むジオメトリと2つの辺で結ばれます。 '貫通(cut through)' モードでは、面を完全に横切る切り口だけが切られます。

Optimizations

(最適化)

大きなメッシュでは、分割したい辺に属する頂点だけを選んで選択頂点の数を減らすと、ナイフの軌跡の交差チェックの時間を節約できるため、より高速動作します。

Knife Project

(ナイフ投影)

ナイフ投影は、切り口を手描きで決めず、別のオブジェクトをクッキー型のように使って決める、非対話的なツールです。

まず、切り口に使う輪郭線を持つオブジェクトと、切りたいオブジェクトをオブジェクトモードで選択します。編集モードに入りこのツールを実行すると、選択した他のオブジェクトの輪郭線を使って、メッシュに切り口が入ります。実行後は、ジオメトリ内の切り抜いた輪郭線の内部が選択状態になります。

ワイヤーか境界辺を輪郭線に使えます。

Examples

(例)

テキストオブジェクトからの投影前
ナイフ投影の結果


メッシュオブジェクトからの投影前
ナイフ投影の結果(実行後押し出し)


3D 曲線オブジェクトからの投影前
ナイフ投影の結果(実行後押し出し)


Known Issues

(既知の問題)

単一の面に穴を開けるような切断は失敗する可能性があります。これは通常のナイフツールと同じ制限ですが、特にテキストを使う場合は注意すべきです。より細かく分割されたジオメトリに投影することで、回避可能です。