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Blender 2.61: Cycles レンダーエンジン
Cycles は Blender Internal 以外に利用できる新しいレンダーエンジンです。インタラクティブレンダリング、新しいシェーディングノードシステム、新しいテクスチャワークフロー、GPUアクセラレーションなどに対応した、レイトレーシングベースのレンダーエンジンです。
まだ開発中で、さらに機能の追加が計画されており、これが最初のプレビューリリースとみなすことができます。
ユーザマニュアル
GPU レンダリング
GPU レンダリングはグラフィックカードを CPU の代わりにレンダリングに使用できるようにします。最近の GPU は完全に大量のデータ処理を行うよう設計されていますので、レンダリングのスピードアップが期待できます。一方、表示とレンダリングに同じグラフィックカードを使用した場合、少ないメモリや、インタラクティブ性の問題があるため、複雑なシーンのレンダリングにはいくつか制限もあります。
Cycles は NVidia グラフィックカードに適した CUDA と、AMD/ATi グラフィックカードでのレンダリングに対応することを目的とした OpenCL の二つの GPU レンダリングモードを持っています。ただしこの実装は実験段階にすぎず、現在はアンビエントオクルージョン状の画像のレンダリングのみ対応しています。
制限 | |
最近のグラフィックカードは非常にパワフルですが、ハードウェアとドライバはまだ CPU レンダリングに比べて制限があります。私たちはこれを推し進めることに努力していますが、いくつかのレンダリング機能はすべての GPU では動作しないことは確かでしょう。 |
デモ
ロードマップ
現在、Cycles の機能は限られており、以降のリリースで機能の追加と安定化を行う予定です。もし充分パワフルであればこれを使用し、そうでなければまだ Cycles と共に Blender Internal も当面は利用可能になる予定です。