Dev:JA/Ref/Release Notes/2.64/Sculpting

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Blender 2.64: スカルプティングの改良

スカルプトマスク

スカルプトマスキング (画像のクレジット: Roberto Roch 氏)

使用方法

マスク(Mask)はモデルの一部をスカルプトツールによる編集から「保護」するのに使用されます。これらはメッシュの暗い領域として表示されます。 暗い部分はマスクされた領域で、ここへのスカルプティングの効果が減ります。マスクはマスクブラシによって編集可能で、モデル全体のクリアや反転もできます。マスキング機能はスカルプトモード(SculptMode)に入ると有効になります。個々の切り替えはありません。

マスクブラシ(Mask Brush)

マスクを編集するためには、マスク(Mask)ブラシをブラシパネルから選択します。マスクブラシはMでも切り替えできます(Mを押した時、現存の物がない場合はマスクブラシも作成します)。 マスクブラシは描画とスムーズの二つのモードがあります。マスクブラシ有効時に⇧ Shiftを押すと、スムージングモードと切り替えします。

その他のマスク操作

3Dビューヘッダのマスク(Mask)メニューに以下のオペレーターがあります。

  • マスクを反転(Invert Mask) CtrlI
  • マスクをクリア(Clear Mask) AltM
  • すべてマスク(Fill Mask)
  • マスク部分を隠す(Hide Masked)

制限事項

  • マスクは PBVH による描画時のみ表示されます。よってマスクは以下の場合には表示されません。
    • 描画モード(Draw mode)が「ソリッド(Solid)」以外
    • シェイプキー(ShapeKey) がピン止めされていない
    • 多重解像度(Multires)モディファイアー以外が表示中
  • スカルプトモードではマスクの描画がマテリアルの描画を壊します。

実装ノート(英文)


ブラシマップモード

View Plane vs. Area Plane のサンプル

現存の固定(Fixed)マップモードが二つのモードに分かれました。ビュー平面(View Plane)とエリア平面 (Area Plane)です。

ビュー平面(View Plane)モードは、固定(Fixed)と同じです。現在のビューアングルがブラシテクスチャのモデル上への投影に使用されます。 エリア平面(Area Plane)モードは、ブラシテクスチャをローカルサーフェスノーマルに沿って投影し、スカルプトするメッシュの一部がビューの極端なアングルにある時に、テクスチャが伸びるのを防ぎます。

右にあるサンプルでは、二つのブラシのひと塗りをモデルの側面に適用しています(左側)。上のひと塗りはビュー平面(View Plane)モードを使用して適用、下はエリア平面(Area Plane)モードを使用しています。その結果、エリア平面(Area Plane)投影使用時は図の中央に見られるように、テクスチャ形状が維持されています。

入力ストロークの平均化

スカルプト(Sculpt)、頂点ペイント(Vertex Paint)、ウェイトペイント(Weght Paint)に、新しく入力サンプル(Input Samples)オプションが付きました(ツールシェルフ→▼ストローク(Stroke))。最近の複数のマウス位置(入力サンプル)を集めて平均化し、ブラシストロークを滑らかにします。


新しいホットキー

最後のストロークへのセンタリング

スカルプト中のオブジェクトの場所にすばやくフォーカスため、3DビューのセンタリングオペレーターNumpad .を、最後のスカルプトストロークを中心にするよう拡張しました。

進行中のストロークのキャンセル

Escをスカルプトストローク中に押すと、ストロークがキャンセルされ、変更が未実行となります。


デモビデオ