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Blender 2.68: モーショントラッカー
再構築されたシーンスケールのあいまいさ
再構築されたシーンスケールのあいまいさを処理するアルゴリズムを改善。 (r56632)
これはある意味、再構築されたシーンのスケーリングによって行われるため、再構築されたカメラの3Dシーンの原点の分散が一つの中間値で一致します。(訳注:自信なし) このようなアプローチは、違うキーフレームのペアが数学的観点において正確に同じ再構築になる時でも、スケールの問題でアーティストからまずい再構築とみなされそうな場合に便利です。
シーンの順応(Scene Orientation)
- スケールをシーンソリューションに適用するボタンを追加。(r56635)
- これはカメラをシーンのスケーリングに使用する代わりの策です。カメラのスケーリングは Z バッファの問題を引き起こすため、よりいいソリューションだと期待できます。
- カメラにスケールを適用する時、シーン再構築にスケールを適用します。(r56764)
- これはつまり(カメラソルバーコンストレイントにより)3Dカメラに割り当てられた再構築シーンがあり、[Ctrl]+[A]メニューからこのカメラにスケールを適用しようとした時、再構築シーンにスケールが適用され、カメラサイズを同一サイズに再設定します。
- これはシーンの順応に非常に便利な機能で、単にビュー内で[S]キーによるカメラの拡大縮小を行い、バンドルと空間内のいくつかのポイントをマッチさせようとした時、その後でカメラを簡単に同一のスケールにできます(これはバンドル自身のスケールを失わずにモーションブラーがうまく動作するのに必要です)。
- クリップが割り当てられていないカメラへの、スケールの適用時は全く何も変更しません。
マーカー位置のリファイン
マーカーのリファイン(Refine Markers)オペレーターを追加。(r56716)
このオペレーターは選択中の全マーカーに対し、一つ前のキーフレームからカレントフレームまでトラッカーを実行します。現在のマーカー位置は、マッチ改善のためトラッカーが更新する可能性がある、初期位置の推量と見なされます。
特徴点がフレームから消えてしまい、その後再び現れるような場合に便利です。この場合での使用は以下のようになります。
- 特徴点が再びフレーム上に現れた時、手動でマーカーをその上に置きます。
- マーカーのリファイン(Refine Markers)を使用することで(▼トラック(Track)パネル)、トラッカーがもっと適した物を探せます。
トラッキングの方向は、前方(Forwards)と後方(Backwards)のいずれかの使用によります。これは簡単です。トラッキングが前方で起こるなら前方(Forwards)にリファイン、そうでなければ後方(Backwards)にリファインを使用します。
自動キーフレーム選択(Automatic Keyframe Selection)
最初の再構築に使用されるキーフレームを自動的に選択するオプションを追加しました。(r57133)
このオプションは小粋な計算アルゴリズムを有効にし、最小の再構築エラーと最適なシーンスケール推量を持つ、キーフレームのペアを探し出そうとします。
小さな改良
- 3Dビューでのバンドルを一定のサイズにしました(もうカメラスケールには影響されません)。(r56633)
- クリップエディター用の、シーンフレームを設定(Set scene frames)オペレーター(r56664)。このオペレーターはシーンの開始/終了フレームを、クリップの開始フレームとフッテージの期間に合うよう設定します。
- モーショントラッカーでの任意の場所のクリックによるマーカー配置。(r57138)
- トラック位置(Track Position)ノードが与えられたフレームでのトラックの絶対位置を出力できるように。(r57414)