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目次
Blender 2.72: User Interface
パイメニューとは、マウスの周囲に放射状にアイテムが広がるメニューのことです。
詳細は専用のサブページを参照してください。
新しいツールチップデザイン
ツールチップが新しいデザインで表示されるように。(16baa8c273e0)
- フォントカラーを更新。重要な情報はもっとわかりやすく
- 左揃えのレイアウト
- 周囲すべてにパディング
- お互いに関連のない行の間を広く
- Python テキストを等幅フォントで表示
Occlusion Query(オクルージョンクエリ)ベースの選択
これはオブジェクト選択に現在の物の代わりとして使用できる OpenGL の機能を追加するものです。このオプションは User Preference(ユーザー設定)の System(システム)タブ→Selection(選択)にあります。
- OpenGL Occlusion Queries(オクルージョンクエリ)はハードウェア支援のある機能で、様々なゲームで使用されています。そのため、GPU ドライバによって正しくアクセラレーションが行われることが保証されています。
- OpenGL Select(セレクション)は現在、Blender で使用されている方法です。
- Automatic(自動)は、ATi の GPU ではデフォルトでオクルージョンクエリを有効にします。これはテスターから、オクルージョンクエリの使用で大幅にスピードアップされた、という報告があったためです。
BI プレビュー解像度
Blender Internal(内部レンダー)のプレビューが Cycles のプレビューのような挙動をするように。低い解像度からスタートし、そこから細かくなっていきます。
ユーザ入力の単位の解析・ハンドリングの拡張
(単位システムが有効時の)単位の解析のコードを拡張し、いくつかの問題のあるケースを修正しました。
- 現在、与えられた文字列からデフォルトの単位を探し出し、最も大きな物が勝ち抜きます。None が見つかった場合、単位システムのデフォルトが使用されます。
- デフォルトの単位が式全体に適用されるようになりました。単位のない部分は、デフォルトの単位が指定された物として評価されます。
例(ヤード・ポンド法だと仮定します):
- 1+1": デフォルトの単位が現在の文字列から取られ(インチ)、2" になります。
- 1+1cm: デフォルトのヤード・ポンド法ではない単位が文字列内にあり、デフォルトはフィートであるため、1' 0.3937" になります。(訳注:1cm≒0.3937インチ)
- 3+1in+1ft: 一番大きな単位(フィート)がデフォルトになるので、4' 1"になります。
- (3+1)in+1ft: デフォルト単位がフィートで、インチが括弧内に適用されるため、1' 4"になります。
また、従来のコードでは問題のあったケース、例えば(1'1") * 2.5なども修正されています。
注意! Blender に完全な単位エンジンを実装する気はありませんので、1cm" のような異常な入力は評価されないか、おかしな結果になるでしょう。
こちらも参照してください。T38722、T39267、8535b9bd1543、D340。
小さな改良
- Compositor(コンポジター)でのツールバータブの使用。(647870b)
- 3DView(3Dビュー)の "Rotate Around Selection(選択範囲を中心に回転)" が、バウンディングボックスを使用するように。(e233be5)
- インターフェイスのフォントを選択する機能が復活。(b96172c)
- ビューに Material(マテリアル)描画モードが追加。これは実際には Textured + GLSL モードと同じです。GLSL フラグはゲームエンジンと関連付けられているため、まだ存在しています。
ショートカットの変更
ファイルブラウザの選択のフィル(LMB Alt) が、LMB Ctrl⇧ Shift に。中マウスボタンエミュレーションとの衝突を回避するためです。