Dev:JA/Ref/Release Notes/2.73/UI
目次
Blender 2.73: ユーザーインターフェイス
次のようなユーザーインターフェイスの改良があります:3DView(3Dビュー)に World Background(ワールド背景)を表示する新しいオプション、「目障りな」ボタンのない新しいフルスクリーンモード、広くアジアで使用されている、複雑な非ラテン文字を支援する Input Method Editor(IME)への対応、Pie Menu(パイメニュー)に新しく Confirm Threshold(確定のしきい値)が追加され、入れ子のパイメニューが可能に、などなど…。
World Background(ワールド背景)
World Background(ワールド背景)表示が明示的に3DView(3Dビュー)のプロパティ領域 → ▼Display (表示)の "World Background" (ワールドの背景)オプションでコントロール可能になりました。これは "Render Only"(レンダリングする物のみ)オプションには左右されません。
Cycles では、シェーダに対応していれば、このシステムはレンダリングされた背景に似せた結果を表示するシェーダをコンパイルしようとします。(435eaa79b26、8fa55d95e43、fae38502939)
フルスクリーン編集
UI の要素がない、クリーンな環境で作業が可能な、エディター用の新しいフルスクリーンモード(AltF10)。
このモードを抜けるには、マウスカーソルをエディタの右上に移動し、復帰アイコンを再表示させます。ヘッダーバーの表示切り替えのショートカットキーも利用可能です(AltF9)。(7c25f16f1ac4b68)
Pie Menus(パイメニュー)
- User Preferences(ユーザー設定)内の新しい Confirm Threshold(確定のしきい値)で、ユーザはパイメニューキーを離さずパイメニューを確定する、「ドラッグタイプ」インタラクションモードを使用できるようになります。一度マウスを止めると、その後その距離がリリースのしきい値より大きいと、現在のパイメニューの選択がアクティブになります。これにより、ユーザは連続するパイメニューを、すばやくドラッグして選択できます。(S9fcc1a32df137)
- 入れ子のパイメニューにも対応しました。イベントシステムで入れ子のパイを生成し、反応を向上することができます。(Saf346f99182)
Input Method Editor 対応
Input Method Editor (IME) はラテンキーボードで複雑な文字の入力を可能にする物で、東アジアで広く使用されています。
Windows 版のテキストボタンでこれによる入力に対応しました。Windows 7と8の以下の IME に対応しています:
- Microsoft IME (日本語)
- Sougou PINYIN (中国語)
- Bing PINYIN (中国語)
- QQ PINYIN (中国語)
小さな改善
- バーチャルピクセルサイズ: 4Kスクリーンでの表示を改善する、ピクセルサイズを二倍にするオプション(User Preferences(ユーザー設定) → System(システム)タブ)。(6fa46ad315ce)
- レンダースロットをプロパティ領域からリネーム可能に。(375d2dc85535b)
- UIの Emboss(エンボス)オプションがテーマ化可能に。テーマスタイルのバリエーションが増えます(フラット化やダークテーマなど)。(6c2ce7a3828e9)
- Enum(列挙)の展開(トグルとして設定)が通常のトグルの設定のように、[Shift]+ドラッグ可能に。(d7e4944e5b64)
- [P]キーによるゲームエンジンの開始が、現在のエンジンとして設定されていない場合は使用できないように。不意にゲームエンジンを起動してしまうのを防ぐためです。(bfa24aa945ae)
- Render Border(レンダーボーダー)を、レンダリング結果の画像上で直接設定可能に。(0ba84b7124e17)
- 選択物判定に OpenGL Selection(OpenGL セレクション)を設定時、常に一番近いボーンを選択しようとするように。(fc3753b8f6f4)
- "Show Brush"(ブラシを表示)オプションが UV Sculpting(UVスカルプト)中に表示されるように。(98153778b52)