Dev:JA/Ref/Release Notes/2.75/Addons

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Blender 2.75: アドオン

アドオンへの改良は次の物があります:カスタムアイコンとしてUI内に画像を表示するための "UI Previews" API、"Add Mesh Extra Objects" アドオンが大幅にアップデート、Collada Expoter がカスタム法線に対応、"Node Wrangler" アドオンが改良、Python 実行形式が公式 Blender リリースに同梱され、マルチスレッドアクセスが大幅に改善されました…。

Add Mesh Extra Objects

Add mesh extras promo.jpg

Add Extra Objects アドオンが大幅に更新されました。(rBA40c00d312f0c)

  • モデリングをすばやく簡単に始めることができます
  • この更新には、新しいメニュー構造、新しい表示、新しいオブジェクトタイプがあります。
  • Single Vert を Edit Mode(編集モード)に追加、いくつかの選択が可能です(Mirrored、Origin Only、Vert only)
  • スカルプトをすばやく始めることができます
  • Round Cube は、すべてが四角形面でできたベースをすばやく提供します
  • Menger Sponge は美しい立方体を追加します
  • XYZ Presets は、Blender ビルトインのプリセットシステムを使用した20以上の数学オブジェクトです。


Collada Exporter

  • Custom Normal(カスタム法線)のエクスポート。(rBbbae0664a3df)

C3D motion capture data importer

  • いくつかのオプションを明快にし、スケールの問題を解決しました。(rBAb1a53b343d).

Node Wrangler

  • 'Align Nodes(ノードの整列)'([Shift]+[=])機能の書き直し。ノードの間隔が均等かつ一貫性を持って離れるようになりました。また、ノードが縦横のどちらに並べられるかも自動的に決まるようになりました。
  • 'Line Antialiasing' ユーザー設定を削除。実際のパフォーマンス低下はないため、これを使用する理由は全くありません。アンチエイリアシングも他の描画機能で有効になっていました。
  • バグ修正:T44564 - 連番画像の追加がシェーダーノードで動作していませんでした。
  • 何の連番画像をユーザーが追加しようとしているのかを判断するロジックを改善しました。ある時はユーザーが1フレームのみ選択、またある時は全フレームを選択していても、両方の方法を許容するようになりました(Blender 自体は一貫した挙動をしていません)。

UI Previews

UI previews は Blender の Python API への追加で、ファイルからの画像のプレビューのリクエストと、カスタムアイコンとしてこのプレビューの UI 内への表示を可能にします。

現存のウィジェットと共に UI 内で使用される単一の画像または一組のプレビューを読み込みできます。デフォルトアイコンやアドオン間で共有のアイコンはオーバーライドできません。

これらのプレビュー画像は動的キャッシュ内にあり、常に削除またはリフレッシュされる可能性があります。そのため、プレビュー読み込み時間やメモリー消費で Blender に負担をかけないよう、この機能に頼るアドオンや UI スクリプトを注意深く管理する必要があります。

UI サンプル

ラベル付きボタン
ラベルなし
メニューアイテム

プレビューはアイコンが使用できる場所ならカスタムアイコンとして利用可能です。

サンプル UI スクリプト:
ui_previews_custom_icon.py


さらに、カスタムアイコン付き EnumProperty を作成し、適切なテンプレート内に表示することができます。

サンプル UI スクリプト:
ui_previews_dynamic_enum.py


prop()
template_icon_view()



開発のガイドライン

もしこれを使用したアドオンをリリースしたい時は、

  • これを広告やロゴ、その他機能のない用途に使用しないでください。
  • カスタムアイコンの使用は最小限にしてください。これはインターフェイスの混乱を防ぎ、Blender のインターフェイスを揃えるのに役立ちます。
  • これらの画像は他の Blender の動作と互換性のある方法でのみ使用してください。私たちがみんなに提供しているデフォルトのインターフェイスのような感じで。
  • 皆さんのアドオンのコンテクストや UI 内でのみ、この機能を使用してください。この機能をすでにプリロード済みの他のアドオンに頼ってはいけません。また、この機能はデフォルトアイコンで置き換えできません。
  • UI 内でユーザーに明示的に確認を取った時以外は、アドオンディレクトリ外でのプレビュー画像作成を強制しないでください。
  • Blender でのデフォルトアイコンサイズは32x32、プレビューは256x256です。画像の縦横の長い方がこれらのサイズに合うよう拡大縮小されます。

Python API

  • Python 実行形式が公式 Blender リリースに同梱されるようになり、スクリプトが Python プロセスをいつでも発生させることができます。
    これは bpy.app.binary_path_python からアクセス可能です。bc2f77e1da8f4a4
  • 廃止予定だった bpy.types.Region.callback_add を削除。代わりに bpy.types.SpaceView3D.draw_handler_add(またはbpy.types.Spaceのサブクラス)を使用してください。0287b394680441b