Dev:JA/Ref/Release Notes/2.77/Animation
< Dev:JA | Ref/Release Notes | 2.77
目次
Blender 2.77: アニメーション
コンストレイントの新しい補間方法
“Polar decomposition”を元にした、行列を補間する新しい方法が Blender に追加されました。これにより、各軸のスケールの違う行列間の補間の結果が大幅に改善されます。下の二つの Gif アニメーションをご覧ください(両方とも同じアニメーションで、コンストレイントの影響が0から1に変化しています)。
技術的な詳細はこちら:
- Matrix Animation and Polar Decomposition の Ken Shoemake 氏と Tom Duff 氏による論文(英文)。
Graph Editor(グラフエディター)
- ドライバー使用時、"Cursor X(カーソルX)" が分数値を持てるように。(6507249)
Driver(ドライバー)モード時、専用の(グラフエディターインスタンス毎の)"Cursor X(カーソルX)" プロパティが現在のフレームの代わりに使用されるようになりました。その結果、分数値へのカーソルをスナップできるようになり、スナップの自由度と編集のコントロール性が向上しました。
- Insert Keyframes(キーフレームを挿入)オペレーターに、カーソル位置にキーフレームを挿入するオプションを追加。(1fbd742)
これはドライバーのFカーブの形状を正確にコントロールできるようにする必要がある時に便利です。
Dope Sheet(ドープシート)
- 新しいエディターインスタンスのフレーム範囲を、現在のフレーム範囲と同じにしました。(56e7291)
Armature(アーマチュア)
- Armature(アーマチュア)の Select Similar(類似選択)が、Children(子)、Immediate Children(直接の子)、Siblings(兄弟)に対応しました。(a92bdfe0c917)
- アーマチュアの描画:カスタムシェイプのオプション、カスタムスケール。
違うサイズの複数のカスタムシェイプを持たずに済みます。
このオプションはボーンの長さを使用しません。そのため、Edit Mode(編集モード)での変更はカスタムシェイプの大きさを変えません。(894fd0c)
Motion Paths(モーションパス)
- Clear Paths(パスをクリア)オペレーターが選択中の物だけではなく、全オブジェクト/ボーンのパスをクリアするように。(4e3d672)
- Update Paths(パスを更新)ボタンがツールシェルフ内にも表示されるように。(7320df2)