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Blender 2.79: グリースペンシル
補間オペレーター
二つのグリースペンシルフレーム間を補間するための二つの新しいオペレーターが追加されました。
- Interpolate(補間) (CtrlAltE) - これはアーマチュア用の Breakdowner(中割生成)ツールと同等です。両隣のスケッチから新しく補間されたスケッチをインタラクティブに選定できます。
- Sequence(シーケンス) (Ctrl⇧ ShiftE)- これは二つのグリースペンシルフレーム間を補間したフレームで埋めます。Dope Sheet(ドープシート)エディターの Sample Keyframes(キーフレームを抽出)ツールと同等です。
これらオペレーターを使用するには、現在のフレームの前後両サイドにグリースペンシルフレームが必要です(また、現在のフレームは補間が行われる二つのフレームのどちらか一つにはなれないことに注意してください)。
Interpolate Sequence(シーケンスを補間)ツールが二つのフレーム間をブレンドする方法をコントロールするには、Sequence Options(シーケンスオプション)の下のオプションを使用します。3つの基本タイプがオプションとして選べます。
- Linear(リニア) - デフォルトで、Sequence オペレーターは線形補間を行います。つまり、二つのフレーム間を一定の割合でスムーズに補完します。
- Easing Equations(イージング) - Fカーブ・キーフレーム同様、Robert Penner のイージング方程式(と関連するコントロール)も補間のスピード・形状のコントロールに使用できます。
- Custom Curve(カスタムカーブ) - また、カーブマップウィジェットを使用し、カスタムカーブを設定することで、補間を細かくコントロールすることもできます。
さらに補間を簡単に調整できるよう、新しいオペレーター Remove Breakdowns(ブレイクダウンを削除)もあり、新しく生成された「ブレイクダウン」キーフレーム(要は小さい青のダイヤ)を取り除くのに使用できます。
これらのオペレーターとオプションはすべてツールシェルフ内の"▼Interpolate(補間)" パネル内にあります(Edit Strokes(ストロークを編集) と Sculpt Strokes(ストロークをスカルプト)の間)
その他の改良
- オニオンスキンを常に表示する Per-layer(レイヤー毎)オプション。
時々、オニオンスキンを OpenGL レンダー内や、アニメーション再生時に表示し続けることができると便利なことがあります。
このオプションは "Onion Skinning(オニオンスキン)" のチェックボックスとカスタムカラーのアイコンの間の小さな「カメラ」アイコンです。以下の二つのユースケースでこの機能が非常に便利です。
- 簡単なモーションブラーエフェクトの作成。特に Before(前)/After(後)値もアニメーションさせる場合。
- オニオンスキンを有効にし、あるショットのアニメーションを作成している場合、(コンポジション作成中、ゴーストを消すのと同様に)ゴーストを非表示にするとそのポーズの見た目が変になるかもしれません。
- Insert Blank Frame(空フレームを挿入) (DB)。このオペレーターは何もない新しいフレームを現在のフレームに追加します。すでにフレームがある場合、現存のフレームはすべて1フレーム後ろにずれます。
- テンキー がストロークスカルプト中でも動作するように。
- 3Dビューメニュー内のツール。従来、ツールの大半はツールシェルフまたはパイメニューからのみ利用可能でした。
- 形状上にストロークを投影する Reproject Strokes(ストロークを再投影)オプション。平面(つまりビュー平面に平行)に投影する以外の別の方法です。(6d868d9f48a35a0)