Dev:JA/Ref/Release Notes/2.83/Grease Pencil

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元記事:Reference/Release Notes/2.83/Grease Pencil - Blender Developer Wiki

Blender 2.83: Grease Pencil(グリースペンシル)

グリースペンシルが一から完全に書き直され、大幅に速度が向上し、Blender との統合も改善されました。(29f3af9527)


描画エンジン

  • 大量のストロークがあるファイルでの FPS を向上。
  • Blender のライトがグリースペンシルオブジェクトのマテリアルに影響するように。
  • ビューポートやレンダリング画像でのビジュアルエフェクトの結果のズームが個別になり、表示が同じに。
  • アルファ管理の改善により、既知の問題のすべてを回避。
  • ビューポートのシェーディングモードを更新、メッシュとの一貫性が向上。
  • マスクシステムのリファクタリング。
  • 速いストロークの描画がスムーズに。
  • 鋭い角度でのドロー時のストロークの品質が改善。
角度の鋭いストロークでもラインがスムーズに


  • Grease Pencil シェーダー更新。
    • UI と名前を更新。
    • チェッカーボードのフィルを削除。
    • ストロークとフィルベースカラーにアルファコントロールを追加。

ユーザーインターフェイス

  • 2D Animation テンプレートを更新
2D Animation Template
  • グリースペンシルのブラシの UI(トップバーとプロパティエディター) の他の Blender ブラシとの一貫性を完全に見直しました。
  • ドローイング体験の向上のため、ブラシプリセットを見直し。
  • グリースペンシルオブジェクト内での Blender ライト使用の有・無効のコントロール。
  • 新しいマテリアルプリセット。
  • モディファイアーの UI を他の Blender のモディファイアーと一貫性が向上するよう更新。
  • 新しいコンテクストメニュー。
    • Animation(アニメーション、[I]キー)
    • アクティブレイヤーの変更([Y]キー)
  • Brushes(ブラシ)コンテクストメニュー内の新しいアクティブレイヤーセレクター。
  • ストローク編集中の、ストロークの幅のスケールの切り替えを追加。
  • 新しいマスクリストビュー。
  • Dopesheet(ドープシート)の Remove Active Only(原文ママ)コントロールが、現在のシーン内のグリースペンシルのみ表示するように。

(訳注:このコントロールが見つからないため未確認)

  • オーバーレイの更新。
    • 新しい Material Name(マテリアル名)オプション。
    • 新しい頂点ペイントの Opacity(不透明度)。
    • 新しい Stroke Direction(ストローク方向)(プロパティパネルの Viewport Display(ビューポート表示)から移動)。
    • Fade(フェード)オブジェクトとグリースペンシルオブジェクトを更新。
    • 3D形状がグリッドより前にある時、形状でグリッドが隠れるように。

オペレーター

  • マテリアルと頂点カラー用の新しいオペレーター。
  • マテリアルの新しい Merge Similar(類似をマージ)オペレーター。
  • 新しい Reset Fill Transform(フィルトランスフォームをリセット)。
  • ペイントオペレーターを、ストローク高速描画時の結果が改善されるよう更新。

ツール

  • 新しい完全な Vertex Paint(頂点ペイント)モードツール。
Vertex Paint(頂点ペイント)ツール
  • スカルプトとウェイトペイントのブラシが本当の Blender のブラシになりました。
  • スカルプト、ウェイト、頂点ペイントのブラシが全タイプの減衰カーブに対応しました。
  • スポイトツールがマテリアルとパレットカラーの生成に対応しました。
  • 新しい Transform Fill(フィルトランスフォーム)ツール。UVを調整できます。
  • 新しい Tint(チント)ツール。Draw(ドロー)モード中に頂点カラーを追加できます。
  • ドローブラシで使用する、ベースカラーマテリアルや頂点カラーの色の切り替え。

モディファイアー

  • モディファイアーの UI を、他の Blender のモディファイアーとの一貫性が向上するよう更新。
  • Influence Filters(影響の限定)を更新。
    • 全モディファイアーでパネルが統一され、よりコンパクトに。
    • 新しい Custom Curves(カスタムカーブ)。ストロークに沿ったモディファイアーのエフェクトを調整できます。
  • Tint(チント)モディファイアーに色のグラデーション(Gradient)機能を追加。
Tint(チント)モディファイアーで Empty(エンプティ)を使用し、新しいグラデーションモードをコントロールできます
  • Array(配列)モディファイアーから Keep on top(最上部に固定)オプションを削除。
  • Multiple Strokes(マルチストローク)モディファイアーから Angle Split(角度で分割)を削除。
  • Tint(チント)、Opacity(不透明度)、Hue/Saturation(色相/彩度)モディファイアーから Create Material(マテリアル作成)オプションを削除。
  • モディファイアーが複製したオブジェクト間での Link(リンク)オペレーターに対応。(d8c3aad8004c)

ビジュアルエフェクト

  • エフェクトがレンダーモードでのみ表示されるように。
  • Blur(ブラー)エフェクトの Depth of Field(被写界深度)が改善、Rotation(回転)を追加。
  • Colorize(カラーライズ)エフェクトの全モードにミックス係数(Factor)を追加。
  • Glow(グロー)エフェクトに Blend(ブレンド)モード、Size(サイズ)、Rotation(回転)を追加。
  • Swirl(渦巻き)エフェクトから Transparent(透過)オプションを削除。
  • Light(ライト)エフェクトを削除(Blender のライトの使用で置き換えられました)。