Dev:JA/Ref/Release Notes/2.91/Modeling

提供: wiki
移動先: 案内検索

元記事:Reference/Release Notes/2.91/Modeling - Blender Developer Wiki

Blender 2.91: モデリング

Boolean(ブーリアン)ツール

Boolean(ブーリアン)モディファイアーとツールに新しく Exact(正確) ソルバーオプションが付き、重なる形状の処理が改善されます。(9e09b5c418c0).

旧 BMesh ソルバーは今も非常に高速なため、Fast(高速) オプションとして残っています。Exact ソルバーは他倍長精度かつ新しいアルゴリズムを使用しています(次の論文より Zhou, Grinspun, Zorin, Jacobson (2016). Mesh Arrangements for Solid Geometry)。以下のような特長があります。

    • 重複する形状(同一平面上にある複数の面や、辺の重複など)が正しく処理可能
    • 非常に高密度のメッシュの交差時も(速度以外の)問題がない
    • 少なくとも入力メッシュが閉じたボリュームを表わす場合に、ブール演算においてどの部分を残し、どの部分を破棄するかを決める内側外側の混乱がなくなる
    • Exact(正確)ソルバー用の新しい Self(自分自身)オプション。単一または両オペランドに自分自身との交差がある場合に正しく処理します。(de21ab418d69)
  • 同一平面上にある面群の処理の違い:
  • Boolean(ブーリアン)モディファイアーにて、コレクションをオブジェクトの代わりのブール演算の「他のオペランド」として使用できるようになりました(ab7608af1bd4)。
    使用するには、Operand Type(演算対象)Object(オブジェクト)から Collection(コレクション)に変更し、コレクション名を設定します。
    Fast(高速)ソルバーでは、単にコレクション内のメッシュオブジェクトを数回ブール演算するだけです。Exact(正確)ソルバーでは、ブール演算全体が一度の処理で終わります。また、演算対象が Collection(コレクション)の場合、上述の新しい Self(自分自身)オプションが常にExact(正確)ソルバーで有効になり、コレクションを未指定にして、自分自身の交差を削除することができます。
    Fast(高速)法は実装方法の所為で、Intersect(交差)演算が動作しませんが、Exact(正確)ソルバーでは Intersect(交差)演算が可能です。
2.91の Boolean(ブーリアン)モディファイアー。Exact(正確)ソルバーと演算対象にコレクションを使用

ツール

  • Intersect (Knife: ナイフ) と Intersect (Boolean: ブーリアン):新しく Exact(正確) ソルバーオプションが付き、重なる形状の処理が改善されます(詳細は上記のブーリアンツールの更新を参照)。(9e09b5c418c0)

UV エディター

  • 境界での Loop Select(ループ選択)をメッシュ編集の挙動と合わせ、境界の一部と完全な境界との間の繰り返しに対応しました。(6a10e69d270bc6866dd0000ffc0b81f6205ba2e9)

モディファイアー

  • Mesh Sequence Cache(メッシュ連番キャッシュ)モディファイアーが、モーションブラーのレンダリング用に Alembic の速度データをインポートできるように(b5dcf746369)。
    これはモディファイアーの3つの新しいプロパティ、Velocity Attribute(速度の属性)、Velocity Unit(速度の単位)、Velocity Scale(速度スケール)で操作可能で、最初の二つは Alembic キャッシュの全体的な設定であるため、インポートされるオブジェクトは毎回、速度の属性の分解に同じプロパティを使用することになります。
速度データのインポートの操作に使用される、新しいコントロール
  • Ocean(海洋)モディファイアーがビューポート用とレンダー用にそれぞれ違う解像度を持つように。(a44299ccd117)
Ocean resolution settings.png
Ocean(海洋)モディファイアーのビューポートとレンダーの解像度

Subdivision Surfaces(サブディビジョンサーフェス)

他のソフトウェアとの互換性のため、いくつかのオプションがこのモディファイアーに追加されました。(53f20b96070f92443e42d)

  • Limit Surface(極限球面)の無効化により、Iterative subdivision と shrinking に合わせるオプション。
  • 境界の辺のみスムージングし、境界のコーナーをシャープなままに保つオプション。
  • UV 座標用に、コーナーを含む境界全体をスムージングするオプション。

境界と UV のスムージングオプションは Multiresolution(マルチレゾリューション)モディファイアーでも利用可能です。

カーブ

  • 全ベベルタイプでフラットなカーブのフタを生成可能に。(a6a0cbcd7492)
カーブオブジェクトのフタの生成例
  • カーブのベベル(テキストや2Dカーブ)が、Bevel(ベベル)モディファイアー同様の Custom Profile(カスタム断面)に対応しました。新しい "Bevel Mode(ベベルモード)" プロパティは、生成するベベルのタイプを、"Profile(断面)" オプションは四分円のカスタム断面を決めます。(60fa80de0b2c)
Mirror image 01.png