Dev:JA/Ref/Release Notes/2.91/Physics
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元記事:Reference/Release Notes/2.91/Physics - Blender Developer Wiki
Rigid Bodies(リジッドボディ)
- "Compound Shape(複合形状)" の衝突判定に対応しました。(820ca419e098)
- 複数のプリミティブ形状を組み合わせ、凹型の形状を作成できます。実際にチェーンリンクの衝突判定形状の作成に、複数のワイヤーフレームの辺のオブジェクトを子として使用できます。
- こうすることで、「メッシュ」の衝突判定形状の使用時に比べ、大幅にシミュレーションが速くなります。また大抵の場合、とても安定しています。
Fluid(流体)
- Obstacle(障害物)の処理の改良:
- 詳細な障害物と流体の相互作用("Fractional Obstacles(分割障害物)" で切り替え)が改善されました。
- パーティクルが傾斜する障害物の上をもっとスムーズに流れるように。
- さらに細かい調整をするため、新しいオプション "Obstacle Distance(障害物との距離)" があります。これは液体と任意の障害物との間で維持する距離を設定するものです。
- OpenVDB キャッシュ:
.vdb
フォーマット内で、流体シミュレーションをFull(フル) (32ビット)、Half(ハーフ) (16ビット)、Mini (8ビットと16ビットの混合)のいずれかの精度で保存可能に。(2ec07dfa182d、3d1b5e35bddb)- 特に大量の流体パーティクルのあるシーンでは、キャッシュのファイルサイズを小さくすることにより、ビューポートのパフォーマンスが大幅に向上するという恩恵があります。
- 例:上記の砂浜シーン(最大300,000の流体パーティクル)では、従来:4.1 GB、現在(Mini フォーマット):1.26 GB
- "Viewport Display(ビューポート表示)" オプションの改善:
- 注意:この機能は開発者用であり、シミュレーションの綿密な調査が必要な時のためにあります。
- 流体シミュレーショングリッドの視覚化が可能に(従来は煙のみ可)。
- Vector(ベクトル)表示オプションを改善。速度と力を軸毎に表示可能です(Marker And Cell ビジュアライゼーション)。
- シミュレーショングリッドの基礎となるグリッドラインを表示するオプションが追加されました。
- セルのカラーリングオプションが追加。基礎グリッド内の Obstacle(障害物)、Fluid(流体)、Empty(空)のセルが判別可能です。
- 詳細:液体シミュレーション表示オプション(英文) (f137022f9919)