Dev:JA/Ref/Release Notes/2.93/Cycles

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■2021/06/02(水) 8:37

元記事:Reference/Release Notes/2.93/Cycles - Blender Developer Wiki

Blender 2.93: Cycles

OpenColorIO 2.0

OpenColorIO をバージョン2.0にアップグレードしました。これにより、新しい OpenColorIO v2 設定の読み込みに対応し、3Dビューポートでの色管理の正確さが向上しました。(1b4961b)

OpenImageDenoise 1.3

OpenImageDenoise 1.3が改善、細部がシャープになり、結果がより鮮明になります。

サブサーフェススキャッタリング

ランダムウォークサブサーフェススキャッタリングがノイズ軽減に Dwivedi ガイディングを使用するように。(2f6d62b)

Cycles Random Walk SSS の比較(Metin Seven 氏作)。シーンは Blender Demo Files ページからダウンロード可能

Light Spread Angle(光の拡散角度)

エリアライトに Spread(広がり)角度が付き、ソフトボックスの前においたハニカムやグリッドのエフェクトをシミュレートできるようになりました。180° でエリアライトが従来のように拡散し、小さい角度でライトが集中するようになります。(a4260ac219)

180°
90°
45°

その他

  • Attribute(属性)シェーダーノード使用による、ジオメトリノードのメッシュ上の属性へのアクセス。(3a6d6299d)
  • 新しい Persistent Data(データ保持)オプション。メモリ消費量が増える代わりに、アニメーションのレンダリングや再レンダリングがスピードアップします。このオプションの有効時、アニメーションフレーム間や再レンダリングの間の Cycles レンダーのデータがキャッシュされます。これは削除された Persistent Images(画像保持)オプションを置き換える物です。シーン内に大量のモディファイアーや重い形状、多数の画像がある場合、このオプションでレンダリング時間全体を大幅にスピードアップできます。ただし、重いシーンではメモリ不足に注意してください。(50782df42)
  • 新しい ▼Light Paths → ▼Fast GI Approximation(▼ライトパス → ▼高速GI近似)パネルと設定。AO バウンス数機能へのアクセスに便利です。従来は ▼Simplify(簡略化)パネルの一部でしたが、少々見つけるのがむずかしい場所でした。この機能は指定のバウンス数後の、アンビエントオクルージョンの間接光を近似する物で、特にビューポートでのレンダープレビューや、品質低下が許容できる場合での最終レンダーに便利です。(edd2f51b4e9)