Dev:JA/Ref/Release Notes/2.93/VFX

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■2021/06/03(木) 8:16

元記事:Reference/Release Notes/2.93/VFX - Blender Developer Wiki

Blender 2.93: VFX と動画編集

FFmpeg

  • スクラビングのパフォーマンス改善。(88604b79b7d1)
  • プロキシ構築のパフォーマンス改善。(e4f347783320)

モーショントラッキング

  • Average Tracks(トラックの平均)オペレーターを追加。(f17b26bbed3)
  • 以前からずっとある、Lock to Selection(選択物にロック)で選択を変更した時にジャンプしてしまう問題を解決(66f8835f9c03)。この修正はオプション自体を切り替えた時のジャンプも回避します。

Sequencer(シーケンサー)

  • 単一入力のエフェクトでブレンドモードを継承。(d6bbcc4f666b)
  • ストリップのハンドルの移動時の画像プレビュー。(rB3d9ee83d8818)
  • Text(テキスト)ストリップに Bold(ボールド)と Italic(イタリック)オプションを追加。(rB913b71bb8be9)
  • ディスクキャッシュのパスに _seq_cache 接尾辞を含めるよう変更。(5368859a669d)

Compositor(コンポジター)

Cryptomatte のワークフローを再設計d49e7b82da67885

再設計後のワークフローでは、レンダーレイヤーや画像を直接 Cryptomatte ノードから選択できます。Cryptomatte レイヤーはメタデータから抽出されます。もうレンダーレイヤーノードからソケットをつなぐ必要はありません。

Cryptomatte ノードを使用し、マットを取得

Cryptomatte ID 選択時、マウスカーソル下の物のヒントが表示されます。ソケットを切り替える必要はもうありません。画像エディターや動画クリップエディターからも選択可能です。

マットの ID はノード内に可読テキストとして格納されます。このテキストの編集も可能です。

Anti Aliasing(アンチエイリアス)ノード 805d9478109e

Anti-Aliasing(アンチエイリアス)ノードは、エイリアシングと呼ばれる、縁の周囲のアーティファクトを除去します。Enhanced Subpixel Morphological Antialiasing を元に実装されています。

Anti aliasing(アンチエイリアス)ノード


Animation Player(アニメーションプレイヤー)

  • Float 画像で、色空間の変換を CPU の代わりに GLSL を使用することで、表示のパフォーマンスを向上しました。fd3e44492e7606a
  • フレーム数の代わりに、メモリ上限によるキャッシュの制限に対応。
    これは Blender からプレイヤーを起動する時、プリファレンスの System(システム)タブ→Memory Cache Limit(最大メモリキャッシュ)を使用しており、新しいコマンドライン引数 -c <memory_limit_mb> でもアクセス可能です。3ee49c8711ca72b
  • 起動時に画像キャッシュを埋めるように。フレーム読み込みと並行した再生途中のフレームスキップを回避するためです。3ee49c8711ca72b