Dev:JA/Ref/Release Notes/3.20/Core
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元記事:Reference/Release Notes/3.2/Core - Blender Developer Wiki
目次
コアモジュール
Proxy(プロキシ)の削除
プロキシは Blender 3.0から廃止予定でしたが、古いバージョンの Blender で設定したプロキシを使用し続けられるよう、内部の評価・管理コードは残したままでした。
現在、それが完全に削除されました。既存のプロキシはライブラリオーバーライドに最大限変換されます。
詳細は関連タスクをご覧ください。
Library Overrides(ライブラリオーバーライド)
ユーザビリティ
- オーバーライドされたプロパティが Outliner(アウトライナー)での 'Override'(オーバーライド)ビュー、'Properties'(プロパティ)ビューモードにて編集可能になりました。
- 「オーバーライド階層」のコンセプト(例えば、完全なキャラクターのオーバーライドがオーバーライド階層で、これにはルートコレクション、すべてのサブコレクション、オブジェクトなどが含まれます)が非常に重要な物となりました。これは特に参照するライブラリデータが変更された後の再同期で、データブロックの関係性の正常化の助けになります。
- デフォルトでは、大半オーバーライドはそれ以上編集できない階層の一部として作成されますが、アウトライナーのコンテクストメニューから変更可能にすることもできます(他の方法については作業中です)。
ユーザーインターフェイス
アウトライナー内のライブラリオーバーライドの UI が見直されました。
- Library Overrides(ライブラリオーバーライド) 表示モードで、二つのビューモードが選択可能に:
- Properties(プロパティ): ライブラリオーバーライド中の変更された全プロパティを、各プロパティの値を編集するボタンとともに表示します(d8e3bcf770c2)。これは以前の表示モードの改善版です(76879e370245、1ff853a3f065、8b5292a60e5d)。
- Hierarchies(階層): オーバーライドされたデータブロック間の関係を階層として表示します。例えば、コレクション内のオブジェクトのメッシュをオーバーライドする場合、Blender は自動的にコレクション全体→オブジェクト→メッシュ階層とオーバーライドします。右の列でオーバーライドの可不可を切り替えできます(994da7077d4a)。オーバーライドを禁止すると、オーバーライドされている全プロパティを元に戻します。
- 他の表示モードにはもうライブラリオーバーライドは表示されません。ライブラリオーバーライド専用の表示モードが改良され、もはや(表示の)必要がなくなったためです。(dcb520a7af74)
パフォーマンス
- ライブラリオーバーライド再同期プロセスのパフォーマンスが大幅に改善されました(ファイルによっては10倍以上高速に)。rBa71a513def20、rB1695d38989fd
動画のキャッシュ
- 動画のキャッシュのデッドロックを修正。(8c4ddd5dde3)
オブジェクト
- 新しい Parent(ペアレント)オプション、
Object (Keep Transform Without Inverse)(オブジェクト(逆行列なしでトランスフォーム維持))
と、Apply(適用)オプション、Parent Inverse(親の逆行列)
rBdb6287873cd2。これらのオペレーターは子のワールド空間のトランスフォームを、親の逆行列を使用せずに維持します。実際には、子の原点を親に設定します。子が同一のローカルトランスフォームを持つ場合、その子は親とワールド空間が(スケールを除き)揃えられます。