Dev:JA/Ref/Release Notes/3.20/Nodes Physics

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元記事:Reference/Release Notes/3.2/Nodes Physics - Blender Developer Wiki

Geometry Nodes(ジオメトリノード)

パフォーマンス改善

  • 多数のカーブノードが新しいデータブロックに移植され、多数のカーブで大幅にパフォーマンスが改善されました。
    • Endpoint Selection(端を選択)ノードのアップデートで、Set Position(位置設定)ノードとの組み合わせ時、最終的に約13倍のパフォーマンス改善が観測されました。(471f27d66bd7).
    • Mesh to Curve(メッシュからカーブへ)ノードが、多数のカーブの生成時では10倍もパフォーマンスが改善する可能性があります。(901a03725ed581)
    • Curve to Mesh(カーブからメッシュへ)ノードでは、何百万のカーブ入力が4、5倍高速になる可能性があります。(7484f274dcdc90).
    • Resample Curve(カーブリサンプル)では、多数の小さいポリカーブのサンプリング時におおよそ6倍パフォーマンスが向上しました。(60a6fbf5b59911)
    • Realize Instances(インスタンス実体化)ノードのアップデートでは、特に多数の小さなカーブの時、2、3倍パフォーマンスが改善しました。(6c6f591f909a02)
    • アップデートされたノードの完全なリストはこちらにあります。
  • Map Range(範囲マッピング)Combine XYZ(XYZ合成)Random Value(ランダム値)のような、多くの入力のある大半の関数ノードが一般的なケースで2~4倍高速に。(ae94e36cfb2f3b)
  • フィールドシステムがノード用のデータをより効率的に用意できるようになり、Selection(選択)入力が全体的に高速になりました。(d3a1e9cbb92cca)
    • Set Position(位置設定)ノードによる簡単なテストでは、ポイントの10%が選択されている時に1.4倍、90%が選択されている時は2.5倍、実行時間が改善されました。
  • データタイプ変換のような、フィールドネットワーク内にある単一の入出力の単純な関数では、一部の場合において約2倍高速になりました。(67c42e7f034aad)
  • ノード内の頂点グループと、モディファイアーの出力属性への直接書き込みでは3.6倍も高速になることがあります。(610ec34c1f7dbd)
    • 値が0の時はグループに書き込まないようになりました。
  • Mesh Line(メッシュライン)プリミティブが並列化され、4倍のパフォーマンス向上が観測されました。(8f344b530a6ed8)
  • UV Sphere(UV 球)ノードへの小さな最適化により、1%高速に。(156e07232e79d5)

全般

  • Duplicate Elements(要素複製)。ポイント、辺、面、インスタンス、カーブを複製可能です。(120f16fa1f1e)
    • 新しい Curves データブロックを使用するようアップデートすることで、パフォーマンスが最大150倍向上しました。(663bd38ed65eb0)
  • ジオメトリノードのバイトカラーの対応がスカルプトモードの変更とうまく動作するよう改善。(b9799dfb8a78dd)
    • Store Named Attribute(名前付き属性格納)ノードで直接バイトカラーを書き込めます。
    • Convert Attribute(属性を変換)オペレーターでバイトカラーを変換可能です。
    • 暗黙的変換やバイトカラーのミックスなどの様々なシステムが全ノード内で動作しています。
    • Spreadsheet(スプレッドシート)内ではバイトカラーは整数(0~255)で表示されます。
  • モディファイアーパネルからの新規ジオメトリノードモディファイアー追加時に勝手に新しいノードツリーに移行することがなくなりました。(08b4b657b64f)
  • ノードグループを作成し空のモディファイアーに割り当てた時に使用される、モディファイアーの属性入力と出力用のデフォルト名を指定できるように。(0ad73bb9655f04)

Named Attributes(名前付き属性)

  • 直接属性名を処理するノードが復活!(d4e46c13cc9, 3e7ee3f3bcd61a)
    • Store Named Attribute(名前付き属性格納)ノードは、好きな名前(文字列ノードにより生成された名前も可)の属性を生成可能です。
    • Remove Named Attribute(名前付き属性削除)ノードは、任意の属性を削除します。パフォーマンスの改善に便利です。
    • Named Attribute(名前付き属性)入力ノードは、フィールド内で使用する名前付き属性を取り出すことができます。
      • この入力ノードは属性検索に対応しており、自動的に出力タイプを設定します。(3ecdfd09386ee7)
  • ノードグループ内で使用中の属性名の外部表示
    • 新しい Internal Dependencies(内部依存)モディファイアーパネルは、そのモディファイアーで使用中の全属性名が表示されます。(0178e694b72d32, 9a53599180041c)
    • ノードエディターオーバーレイで、ノードとノードグループで使用中の属性名を表示します。(c71013082d0969)

メッシュ

  • Face is Planar(平面判定)ノードは、N ゴンの三角形が同じ平面上にない時に教えてくれます。(75bb99fa40dd)
  • Merge by Distance(距離でマージ)ノードに、Weld(溶接)モディファイアー同様、大幅な高速化が可能な Connected(接続)モードが付きました。(81ec3dce6542f9

カーブ

  • 直接 positionhandle_righthandle_left 属性に書き込んだ時の挙動が単純化され、編集モードのようにハンドルに影響するロジックが削除されました。(4c66bd5da25677f8fe0e831ec14c)
    • Set Position(位置設定)Set Handle Position(ハンドル位置設定)ノードは今も複雑な挙動のままです。

旧ジオメトリノードの削除

  • つまり3.2では、旧ノードを使用したジオメトリノードファイルは後方互換性がないということです。3.1や3.0を使用し、新しいシステムに移植することは可能です。
  • この変更により開発がスピードアップし、旧ノード対応の負担をなくすことができます。

Node Editor(ノードエディター)

  • ノードリンク選択の可読性が向上。(75bb99fa40dd)
    • つながっているノードが選択中の場合、リンク全体がハイライト表示されます。
    • 選択中のリンクは常に判りやすいよう、最前面に表示されます。
    • 選択中のリンクとつながるソケットが画面外にある時でも消えたりしません。
    • ドラッグ中のリンクが一つのソケットにのみくっついている時でも、部分的にハイライト表示されます。
  • 極端なズームレベルと高解像度ディスプレイでのノード背後のソフトシャドウの見た目が改善されました。(ed4b03215533e6)
  • ドットグリッド背景がズームレベルともっと見た目が一致するよう改善されました。(26700320389c)
  • Reroute(リルート)ノードの見た目を少し改善。(ee1d5fb9e467)
    • 視線の流れを壊さないよう、カーブするノードリンクがリルートノードに常に水平にくっつくように。
    • リルートノードのラベルが中心揃えに。
  • ノードグループ作成時、未使用の入出力ソケットが作成されないよう、非表示リンクが削除されるように。(4edde244da3371).