Dev:JA/Ref/Release Notes/3.30/Grease Pencil
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元記事:Reference/Release Notes/3.3/Grease Pencil - Blender Developer Wiki
グリースペンシル
Line Art(ラインアート)
現在のラインアートのパフォーマンス:
- 新しいオブジェクト読み込みコード。オブジェクト読み込み速度を大幅に向上します(概算で4から8倍高速化)。(03aba8046e07)
- Geometry Processing(形状の処理)パネルから、"Remove Doubles(重複頂点を削除)" オプションを削除。新しいオブジェクト読み込みコードを使用する過程で、このオプションが処理に多くの時間を費やすため、追加を取りやめました。ユーザーがいい品質のメッシュを用意してください。
- 新しいマルチスレッドの四分木構築メソッドにより、三角形の挿入と交差の計算が大幅に高速になりました(432c4c74ebe6)。上図の全体的なパフォーマンスのグラフを見てください。
- 当初は、
Atomic Compare and Swap
アルゴリズムを使用した、新たなアクセラレーションメソッドがあったのですが((14a5a91e0e03)、OS のスレッドスケジューリングの観点ではあまり好ましくないことがわかり、代わりにもっと枯れたロックメソッドを使用しました。
- 当初は、
- 新しい影と光の輪郭(Contour)の計算。光源の参照オブジェクトを渡すことで、ラインアートは影の投射と光と影の分離ラインの正確な計算ができるようになりました。(6dd8ceef2a)
- Lit/Shaded(光の当たる/陰影)領域の特徴ラインのフィルタリング。この画像は光の当たる部分のマークされた辺のみを選択する例です。(6dd8ceef2a)
- Lit/Shaded(光の当たる/陰影)領域の Enclosed Shape(閉じた形状)オプション。光の当たる/陰影部分の周囲の正確な2D形状が得られます。二つめの画像はこの効果のデモンストレーションです。(6dd8ceef2a)
- 新しい Silhouette(シルエット)機能。選択したコレクション、またはそのコレクション内の単一オブジェクトの周囲のシルエットを描きます。ラインアートも、シルエット形状の交差と重複を検出できます。(6dd8ceef2a)
- 交差の優先順位機能(Intersection Priority)機能。別々のオブジェクトで別々の交差の優先順位レベルを指定することで、その後、高い交差の優先順位を持つオブジェクトにより、交差ラインが自動的に選択されます。
これにより、多数の単純なケースにおいて、手動で交差フラグを設定する労力を削減できます。図では、青い球に高い交差の優先順位が設定されており、交差ラインが青い球と一緒に選択されています。(6dd8ceef2a)
オペレーター
- スカルプトの Auto Masking(自動マスク)の新しいオプション。Stroke(ストローク)、Layer(レイヤー)、Material(マテリアル)の3つのレベルがあります。(ab5d52a6db55)
UI
- スカルプトモードにマテリアル選択メニュー([U]キー)を追加。(ab5d52a6db55)
Move to Layer(レイヤーに移動)
で、新規レイヤー名の入力が可能に。(129ea355c8b7)
モディファイアーとエフェクト
- Noise(ノイズ)モディファイアーの、ノイズパターンをいつ変更するかを設定する新しいパラメーター。キーフレームでのみノイズを変更できるようになりました。(0d9e22d43ca1)
- Time Offset(タイムオフセット)モディファイアー用の新しい Ping Pong(ピンポン)モード。(82d7234ed97f)