Dev:JA/Ref/Release Notes/3.40/Core

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元記事:Reference/Release Notes/3.4/Core - Blender Developer Wiki

コア

リソースディレクトリのオーバライド

すべての USERSYSTEM パスを、環境変数でオーバライド可能になりました。

  • BLENDER_USER_RESOURCESbpy.utils.resource_path('USER') からアクセス)。
  • BLENDER_SYSTEM_RESOURCESbpy.utils.resource_path('SYSTEM') からアクセス)。

従来も、BLENDER_USER_CONFIGBLENDER_SYSTEM_PYTHON など(フルリストは --help にて確認してください)の環境変数により、サブディレクトリをオーバライドできました。しかし、bpy.utils.resource_path でスクリプトからアクセス可能なトップレベルディレクトリをオーバーライドする方法はありませんでした。 現在、デフォルトの USER や SYSTEM リソースパスが誤って使用されることがないよう、トップレベルディレクトリがオーバーライドできるようになりました。(bf4926b30c6fc7b)

フォント

  • 言語とシンボルの範囲を改善する、新しいフォントスタック。(e9bd6abde37c)
  • FreeType のキャッシュ。もっと多数のフォントが、少ないリソースと高いパフォーマンスで同時使用可能に。(d39abb74a0a9)
  • 実際に使用していないフォントの読み込みを回避するように。(c0845abd897f)
  • フォントサイズを常に72DPIと仮定することで、コードを単純化。blf.size() の DPI 引数はオプションかつ廃止予定になりました。(cd1631b17dd0)
  • アンチエイリアシング改善のための、テキスト出力のガンマコレクション。最終的に少し滑らかかつ明るくなりました。(d772e11b5a1e)

パフォーマンス

  • WebP 画像のプレビューサムネイル作成が若干速くなり、RAM 使用量も大幅に減りました。(8851790dd733)
  • ビューレイヤー同期処理が、同期の結果が必要になるまで延期されるようになりました。これにより、単一処理で多数のオブジェクトを作成するスクリプトが劇的にスピードアップしました。(rB68589a31eb).
  • 依存グラフ:無効化したモディファイアーの依存の評価を最適化。(f12f7800c29)

その他

  • メタボールオブジェクトがメッシュとして評価されるように。レンダーエンジンが、相当する評価済みメッシュオブジェクトの処理のみを必要とするようになったことで、評価済みメタボールオブジェクトのスキップが可能になりました。(rBeaa87101cd5a)
  • 動的に解像度が変わる WebM 動画からのフレーム抽出に対応。(d5554cdc7c90)
  • 動画レンダリング:FFmpeg AV1 コーデックのエンコードに対応。(rB59a0b49c100b8)
  • ライブラリオーバーライド:RNA API: 全オーバーライドを編集可能にするオプションを override_hierarchy_create に追加。(rBa67b33acd04ea)