Dev:JA/Ref/Release Notes/3.50/Animation Rigging
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元記事:Reference/Release Notes/3.5/Animation Rigging - Blender Developer Wiki
目次
アニメーションとリギング
全般
- 旧(3.0以前)のポーズライブラリを削除(rB48b5dcdbe857)。これらは名前付きのマーカーの付いた単純なアクションとして Blender に表示されるようになりました。ポーズアセットへの変換をお勧めします。
- Armature(アーマチュア)モディファイアーで、Multi Modifier(マルチモディファイアー)有効時に Invert Vertex Group(頂点グループを反転)切り替えの効果が反転する長年のバグを修正。マルチモディファイアーオプションの使用方法を説明している古いチュートリアルは更新する必要があります。(rBea1c31a24438)
- ピン止め用のアイコンを Dope Sheet(ドープシート)のチャンネルに追加。(rB49ad91b5ab7b)
- "Select Linked Vertices"(つながる頂点を選択)を、Weight Paint(ウェイトペイント)モードに追加。(rB04aab7d51620)
- Next/Previous Keyframe(前/次のキーフレーム)へのジャンプがサブフレームを考慮するように。(rB5eab813fc078)
- Motion paths(モーションパス)に、新しいフレーム範囲オプション "Manual Range"(手動で指定)を追加。更新時にフレーム範囲の変更が起きないようにします(rBd72c7eefd1c5)。他のモード("All Keys"(全キー)、"Selected Keys"(選択中のキー)、"Scene Frame Range"(シーンフレーム範囲))の開始・終了フレームも編集可能ですが、グレーアウトします。
- 複数のチャンネルへの F カーブモディファイアーの同時追加が簡単にアクセス可能に。(rB0f51b5b599bb)
Asset Browser(アセットブラウザー)と Pose Library(ポーズライブラリ)
ポーズライブラリ全体が他のアセットタイプと統一したユーザビリティに変更。(rBAc164c5d86655)
アセットブラウザー内のポーズライブラリの機能が、ポーズアセットコンテクストメニュー同様、新しい Asset(アセット)メニューに移動しました。
削除されたビューポート内オプション
- Create Pose Assets(ポーズアセットを作成)のオプションはもうここにはありません。代わりに Action Editor(アクションエディター)またはアセットブラウザーを使用してください。
- Flip Pose(ポーズを反転)のチェックボックスが消えました。反転したポーズは直接コンテクストメニューから適用可能です。ブレンド時は[Ctrl]キーを押しながらで反転ポーズとブレンドできます。
poselib.apply_pose_asset_for_keymap
とposelib.blend_pose_asset_for_keymap
オペレーターはなくなりました。皆さんのキーマップで割り当てていた場合、代わりに通常の適用やブレンドのオペレーター(poselib.blend_pose_asset
とposelib.apply_pose_asset
)を使用してください。
その他の改善
- ブレンド中のポーズアセットの「引き算」が可能に。通常のように右にドラッグしてブレンド中、左へのドラッグでポーズを引き算します。(rc82311bb8efd24abec6f50a18256c636b78ef626)
- ブレンド中、[Ctrl]キーを押すとポーズを反転します。(rBbd36c712b928f)
- ブレンド中にポーズを強調できるように。[E]キー(外挿(Extrapolate)用)を押すと、100%を超えてポーズを適用します。rB74c4977aeaa3.
Graph Editor(グラフエディター)
Ease(イーズ)オペレーター
グラフエディターに新しいオペレーター "Ease"(イーズ)が追加されました((76a68649c1c1)。外挿(Exponential)カーブにキーを整列します。複数のキーにすばやくイージングトランジションを生成するのに便利です。キー » スライダーオペレーター下にあります。
Pose Mode(ポーズモード)
Propagate Pose(ポーズの伝播)
ポーズの伝播オペレーターが更新されました(200a114e1596)。従来はターゲットキーを見つけるため F カーブ毎に評価していましたが、キーが同じフレームになかった場合、思わぬ挙動を起こしていました。
現在は、最初に疑わしい全 F カーブをチェックしてフレームを探し、その後ポーズを伝播します。存在していなかった場合はキーフレームを追加します。
この機能についての議論はこちら: https://developer.blender.org/T87548