Dev:JA/Ref/Release Notes/4.00/Core

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元記事:Reference/Release Notes/4.0/Core - Blender Developer Wiki

コア

Blend ファイルの互換性

  • 2.80開発初期の 'scene collection' 互換性コードが削除されました(どの Blender リリースバージョンで生成したファイルにも影響しません。詳細は #110918PR #11092623835a393c を参照してください)。


データブロック

  • カスタムプロパティが他のデータブロックの参照を格納するよう UI から定義可能に(b3c7f3c8a9)。従来は Python API のみ可能でした。


ライブラリオーバーライド

  • Blender Studio's "WING IT!" 制作の一環として、多数の修正、改善が行われました(PR #109704 も参照してみてください)。
    • ペアレントのポインタが再同期プロセス中にライブラリファイル内で変更・更新された時、ペアレント関連のオブジェクトプロパティ(Parent Inverse Matrix(親の逆行列)、Parent Type(親タイプ)、Sub-Target(サブターゲット))がリンク中の参照データにリセットされるようになりました。(9ed51770554842424220)
    • RNA 差分処理中に未使用のライブラリオーバーライドの処理を取り除くクリーンアップコードが正常動作していないことがあり、無効な処理が蓄積される可能性があり、特定の状況下において、特にライブラリオーバーライドのコレクションやオブジェクトの階層が、激しく損傷する結果になっていました。(784d09a87c)
    • Resync Enforce(強制的に再同期)ツールが、ID の集合で正常動作していないことがありました(特にコレクション・オブジェクトの関係に影響)。(2dfbd653a01c0ffa1e1816a5)
    • 無効なライブラリオーバーライド階層の修復を試みるコードが熱心過ぎて、データを正常なオリジナル階層の外の、もっとローカルな場所に移動し、制作ファイルを開始時にめちゃくちゃにすることがありました。(bf93fb0f46)
    • RNA の集合内のアイテムのルックアップの処理が改善され、アイテムの名前が衝突した時の問題が緩和されました。(a05419f18b)
    • 上記で説明した問題の応急処置の二つめのアプローチとして、ライブラリオーバーライド ID のネーミングに変更が行われました。作成時、リンク先の参照と完全に同じ名前、または他のリンク中の参照のオーバーライドと衝突しない名前になります。(b9becc47dee11da03e7a)

互換性がなくなる変更

  • (非マルチレイヤーの)OpenEXR と Iris から Depth(深度)パスが削除されました。(e1b60fdb913ebe6)
  • 未使用のリンクデータが、blend ファイルの保存や再読み込み時に維持されなくなりました(これはすでに以前のリリースでも部分的に行われていました)。
    • リンクデータの 'Fake User(フェイクユーザー)' フラグも完全に無意味になり、読み込みやリンク時にシステム的にクリアされます。
    • 未使用(ユーザー数が0など)のリンクデータブロックを blend ファイルに内に維持する必要がある場合、(シーンやコレクション、オブジェクトデータブロックの)カスタムプロパティから参照してください。
    • #106321 と関連コミット(b3c7f3c8a9f052b18a65)もお読みください。
  • リンクの参照先のライブラリファイルに元々アニメーションデータがなかったが、後でアニメーションが追加された場合、ライブラリオーバーライドの一部のアニメーションデータを維持します。従来はライブラリオーバーライドデータ内のアニメーションに関する変更はすべて失われていました。(#110067PR #110900f188d6709f)