Dev:JA/Ref/Release Notes/4.10/sequencer
元記事:Sequencer - Blender Developer Documentation
Blender 4.1: Sequencer(シーケンサー)
パフォーマンス
ビデオシーケンサーに多数のパフォーマンス最適化が全体的に導入されました。
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Timeline(タイムライン)のユーザーインターフェイスの再表示が、複雑なタイムラインの場合に3、4倍高速になりました。(df16f4931e)
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エフェクト:Glow(グロー)が6倍から10倍高速化 (fc64f48682)、Wipe(ワイプ)が6倍から20倍高速化 (06370b5fd6)、Gamma Cross(ガンマクロス)が4倍高速化 (9cbc96194e)、Gaussian Blur(ガウシアンブラー)が1.5倍高速化 (5cac8e2bb4)、Solid Color(ソリッドカラー)が2倍高速化 (PR#117058)。
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様々な画像変換の一部 (1e0bf33b00、PR#117125)、動画フレーム読み込みと書き込み (422dd9404f、4ef5d9f60f)、カラーマネージメント (f3ce0645e4)、音声のリサンプリング (986f493812) がスピードアップしました。
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Luma Waveform(Luma波形)表示の計算が8倍から15倍高速に。(93ca2788ff)
フィルタリング
ストリップのスケーリングと回転を行った時の画像と動画のフィルタリングが改善しました。
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デフォルトストリップフィルターが "Auto"(自動)になり、スケーリング係数を元に、最も適したフィルターが選択されます。(PR#117853)
- スケールと回転がなく、整数値の位置の場合は Nearest(ニアレスト)
- 2倍より上にアップスケールした場合は Cubic Mithchell(三次Mitchell)
- 2倍より上にダウンスケールした場合は Box(ボックス)
- 他は Bilinear(バイリニア)
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ストリップのトランスフォームに Cubic(三次式)フィルターオプションが付きました。従来は Transform(トランスフォーム)エフェクトストリップ内にのみありました (PR#117100, PR#117517)。三次式フィルターには B-Spline(B スプライン、Blender の他の部分の三次式に相当)と Mitchell(通常、画像はこちらが適している)のバリエーションがあります。三次式フィルタリングも高速になりました。
- Bilinear(バイリニア)フィルターが、もうアップスケールした画像の境界付近に透明な枠を付けなくなりました。(PR#117717)
- Subsampled3x3 フィルターはもっと一般的なボックスフィルターで置き換えられました。こちらの方が3倍より上にダウンスケールした画像をうまく処理できます。(PR#117584)
- 様々な「1ピクセルのずれ」のおかげで、隣のストリップや半ピクセルずらした画像との間に隙間が生じていた問題が解決しました。(PR#116628)
スコープ
シーケンサーのスコープの見た目が改善されました。(PR#116798)
Audio(音声)
- 音声の波形がデフォルトで表示されるようになり、波形の上半分のみを表示するオプションも付きました。(a95dd8438d、1be8b51b11