Dev:JA/Ref/Release Notes/4.20/geometry nodes

提供: wiki
移動先: 案内検索

元記事:Geometry Nodes - Blender Developer Documentation

Blender 4.2 LTS: ジオメトリノード

ジオメトリノード

  • Realize Instances(インスタンス実体化)ノードがジオメトリの部分的な実体化に対応しました。(1db538683d)

  • 一部サンプリングノードが、入力ジオメトリを複数のパーツで処理するためのグループ ID 入力に対応しました。

    • Sample Nearest Surface(最近接表面サンプル)。(75e9056cac)
    • Geometry Proximity(ジオメトリ近接)。(0494605e7e)
  • Remove Named Attribute(名前付き属性削除)ノードが、同じ接頭辞や接尾辞の複数の属性の削除に対応しました。(6c46178a7f)

  • Capture Attribute(属性キャプチャ)ノードが、一度に複数の属性のキャプチャに対応しました。(28cef56ad2).

  • Store Named Attribute(名前付き属性格納)ノードで、8ビット整数属性の書き込みが可能に。(1681e55114).

  • Rotation(回転)ソケットのワークフローが、対応ノードとソケットの追加により向上しました。

    • Curve to Points(カーブのポイント化)ノードが、ベクトル出力ソケットの代わりに回転ソケットを持つように(248dafef74)
    • 新しい Axes to Rotation(二軸の回転化)ノード。単純に二つの直交する軸を元に回転を作成します。通常これらは法線とタンジェントを使用します。(25c134fd08).
    • Align Rotation to Vector(回転をベクトルに整列)は、廃止予定となる Align Euler to Vector(オイラーをベクトルに整列)ノードを置き換える物で、パフォーマンスに優れ、ソケットタイプが明確になっています。(462e7aeedd)
    • 新しいRotation(回転)入力ノードは、回転の定数をノードグループに挿入できます。(968b98be56)
  • いくつかのユーザーインターフェイスに、ジオメトリノードに特化した改善が行われています。

    • Repeat(リピート)Simulation(シミュレーション)ゾーン、Bake(ベイク)ノードのソケットを揃えました。(1f30f41af85f02eaae9f)
    • Simulation(シミュレーション)ゾーンノードに、どのフレームがベイク済みかを表示するオーバーレイが付きました。(96db947f16)
    • 一部ノードのソケットリストが独立したパネルではなく、プロパティパネル内に表示されるようになりました。これは特に Bake(ベイク)ノードと Repeat Zone(リピートゾーン)に適用されます。(0c585a1b8a)
    • Menu Switch(メニュースイッチ)ノードに「拡張」ソケットが付きました。(176c6ef329)
  • Face Neighbors(隣接面情報)メッシュトポロジーノードが、一つだけの面の正しい数を返すように。(dd672c38b1)

  • Mesh Boolean(メッシュブーリアン)ノードに、「float」ソルバーオプションが付きました。(e3f030cce6)

    • 従来、"exact"(正確)ソルバーがメッシュブーリアンジオメトリノードで使用されていました。現在は Boolean(ブーリアン)モディファイアー同様、このソルバーと float ソルバーのいずれかを選択できます。

パフォーマンス

  • Scale Elements(要素スケール)ノードが書き直され、最低4倍から10倍高速化しました。(2cb3677557)

  • Sample UV Surface(UVサーフェスサンプル)ノードが大きなメッシュでの使用時に10倍から20倍高速化しました。(0a430fb8cb).

  • 多数のノード(Grid など)が全体的なスレッディングの最適化により高速化しました。(b99c1abc3a)

ノードツール

  • Mouse Position(マウス位置)は、クリック位置にアクセスでき、"Wait for Click"(クリック待機)オプションでオペレーターの実行を、ユーザーがクリックするまで遅らせることができます。(ce224fe401)

  • Viewport Transform(ビューポート変換)ノードは、3Dビューポートのビューの方向と位置へのアクセスを提供します。(83ed92d533)

  • データブロック(コレクション、オブジェクト、マテリアル、画像)入力に対応、別のライブラリファイルからの、名前が他と被るデータブロックは使用できない制限があります。(65803f262f)

  • 新しい Active Element(アクティブ要素)ノードは、アクティブ頂点、辺、面をツールで利用可能にします。(2fe92c63d3)

  • 余計なオブジェクトの評価が回避されるようになり、特にオブジェクトにモディファイアーがある時の全体的なパフォーマンスが改善しました。(b3ecfcd77d)

  • ノードエディター内でのソケットの検査が、ノードツールでも動作するように。(740d1fbc4b)

Matrix(行列)ソケット

  • 新しい Matrix(行列)ソケットタイプと対応するノードが追加されました。

    • Combine Transform(トランスフォーム合成): 位置、回転、スケールを元にした行列を生成します。
    • Separate Transform(トランスフォーム分離): 行列を位置、回転、スケールに分解します。
    • Transform Point(ポイントトランスフォーム): トランスフォーム行列をポイントに適用します。
    • Transform Direction(方向トランスフォーム): トランスフォーム行列を方向に適用します。これは行列の位置・移動成分を無視します。
    • Project Point(ポイント投影): 行列をポイントに適用し、透視除算を行います。
    • Combine Matrix(行列合成): 4×4の行列を生の値から作成します。(831e91c357)
    • Separate Matrix(行列分離): 4×4の行列を生の値に分解します。(831e91c357)
    • Set Instance Transform(インスタンストランスフォーム設定): トランスフォーム行列を各インスタンスに割り当てます。
    • Instance Transform(インスタンストランスフォーム): ビルトインの instance*transform 属性にアクセスします。(fb6b9092a7)
    • Invert Matrix(逆行列)
    • Multiply Matrices(行列乗算)
    • Transpose Matrix(転置行列)
  • Object Info(オブジェクト情報)ノードに、トランスフォーム行列出力が付きました。(4dfc1ede58)

  • Transform Geometry(ジオメトリトランスフォーム)ノードが、行列によるトランスフォームに対応しました。(9fcf97d978).

  • 4×4 行列が属性として格納可能に。

  • Accumulate Field(蓄積フィールド)が、トランスフォーム行列の蓄積に対応。(78c1c1a170)