Dev:JA/Ref/Release Notes/4.30/sequencer
元記事:Video Sequencer - Blender Developer Documentation
Blender 4.3: シーケンサー
Timeline(タイムライン)
- ストリップのコネクトとコネクト解除。簡単に選択とトランスフォームできます(デフォルトで[Ctrl]+[Alt]+[C])。[Alt]キーがコネクト中のストリップの個別選択に使用できます。同じファイルの Audio(音声)と Video(動画)ストリップはデフォルトでコネクトされますが、プリファレンスで無効化できます(Editing(編集)タブ→ Video Sequencer(ビデオシーケンサー)内)。(PR#124333)
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動画と画像ストリップのサムネイルの読み込みが高速化、「フリッカー」が大幅に減りました(Undo 時にリロードしないなど)。タイムラインが密集している時のサムネイルの再表示が数倍高速化しました。デフォルトで新規ファイルでは有効になっています。(PR#126405、PR#126972、PR#127403)
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タイムラインエリアのデフォルトツールが Box Select(ボックス選択)になりました。Tweak(長押し)ツールを置き換え、すべての選択機能がこれに統合されています。(PR#129028)
プレビュー
- プレビューエリアがスナップに対応しました。ソースポイントは四隅と選択中の表示ストリップの原点など、スナップターゲットは Borders(プレビューのボーダー)、Center(プレビューの中心)、Other Strips(他の表示中ストリップのコーナーまたは原点)があります。(PR#122759)
- プレビューエリアのデフォルトツールがボックス選択になり、デフォルトでツールバーが表示されるように。(PR#126336)
ユーザーインターフェイス
- モディファイアー:モディファイアー固有の設定を最初、マスク設定を後に移動。(PR#125710)
音声
- Sound(音声)ストリップを "Slip"(スリップ)オペレーター([Shift]キー押下時)またはサイドバー内で直接サブフレームレベルで調整可能に。(PR#123438)
パフォーマンス
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Color Balance(カラーバランス)モディファイアーが、通常の画像では数倍、float/HDR 画像では少し高速になりました。(PR#127121)
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ストリップのカラーの Saturation(彩度)と Multiply(乗算)コントロールが数倍高速化(マルチスレッド化)。(PR#127409)
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Tonemap(トーンマップ)モディファイアーが10から15倍高速化しました(輝度推定のマルチスレッド化と、色変換の最適化)。(PR#127467)
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一番下のチャンネルの画像ストリップで Alpha Over(アルファオーバー)ブレンドモード使用時、今は実際に「透明な黒とのブレンド」ステップがスキップされる可能性があります。これは特に float 画像で便利です(RGBA チャンネルの EXR 画像が一番下の時など)。(PR#127310)
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色変換に関係する画像(特に float/HDR 画像)処理の様々な部分が高速化されました。(PR#127305、PR#127307、PR#127308、PR#127346、PR#127427)
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動画の100%未満の解像度のプロキシの再構築が、フレームのダウンスケールステップのマルチスレッド化により高速化。(PR#128054)
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複雑なタイムラインの表示が高速化しました。