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元記事:Cycles - Blender Developer Documentation
目次
[非表示]Blender 4.4: Cycles
GPU レンダリング
NVIDIA
GeForce RTX 50x0(Blackwell)シリーズに対応。(PR#134170)
AMD
- AMD RX 90x0シリーズに対応。(PR#133129)
- HIP RT が実験的機能からはずれ、次のリリースからデフォルトで有効に。HIP RT ライブラリもバージョン2.5にアップグレード、多数のバグも修正されました。(PR#133129)
- RDNA1 GPU で HI PRT が利用できなくなりました。これらの GPU はハードウェアレイトレーシングの恩恵が受けられず、安定性に問題があるためです。(PR#135179)
- Windows での最小要求ドライバを、Adrenalin バージョン 24.6.1または Radeon Pro ドライバー24.Q2に引き上げ。(PR#134965)
Intel
- Intel GPU 用の最小ドライババージョンが、Windows では101.6557、Linux では31740.8に引き上げられました。(PR#133457)
- 画像テクスチャのサンプリングパフォーマンスが改善。([PR#133457](https://projects.blender.org/blender/blender/pulls/133457))
- カーネル圧縮により、Blender のパッケージサイズを削減。([PR#134049](https://projects.blender.org/blender/blender/pulls/134049))
全般
- GPU メモリが足りなくなった時のメモリフォールバックのホストがより堅牢に。([PR#132912](https://projects.blender.org/blender/blender/pulls/132912))
その他
- バンプマッピング: サブピクセルのバンプマッピングのレンダリングの精度が向上。この変更により一部レンダリング画像の見た目が変わりますが、通常により正確な結果になり、アニメーションの安定性が向上します。([PR#133991](https://projects.blender.org/blender/blender/pulls/133991))
- Open Shading Language: クロージャの MaterialX との互換性が向上。(PR#133612、PR#133597、PR#133575、PR#133797、PR#133845)
- ベイク: Selected to Active(選択物 → アクティブ)がスピードアップ。(PR#128964)
OptiX デノイザー
NVIDIA の OptiX デノイザーが更新、デノイズの品質が改善しました。(793918f2b1)
- デノイズ品質の改善は、デノイズの一貫性、色の正確さ、細部の保持の改善と、デノイズの斑点の減少により明らかです。一部の場合のおいてはデノイズ品質は低下します。
- この変更は旧 GPU ドライバのユーザーにのみ影響し、新しいドライバではすでに内部でこのデノイザータイプに切り替えられています。
Sample Subset(部分サンプル)
ブルーノイズサンプリングパターンを複数のコンピュータに正しく配信するため、サンプリングのオフセット機能が変更されました。現在、Sample Subset(部分サンプル)を有効にすると、Offset(オフセット)と Length(長さ)の両方を設定可能です。(f09fd9bdef)
分散レンダリングにこの機能を使用しているスクリプトは更新が必要です。
詳細は、マニュアル(英文)を参照してください。