Dev:JA/Ref/Release Notes/4.40/pipeline assets io
元記事:Pipeline & I/O - Blender Developer Documentation
目次
[非表示]Blender 4.4: パイプラインと入出力
USD
-
ジオメトリノードや他のボリュームモディファイアーによりプロシージャルに作成された、アニメーションするボリュームのエクスポートに対応しました。(391612c725)
-
UsdPreviewSurface 用のマテリアルのディスプレイスメントにインポートとエクスポートの両方で対応しました。(b4c2feea38)
-
時間で変化(アニメーション)する属性のあるポイントインスタンスがインポートに対応。(2523958e0e)
-
エクスポート:実験的 "Instancing"(インスタンス化)オプション。オブジェクト階層とメッシュ以外(カーブ、ポイントクラウドなど)の対応を改善します。(319c64205d)
-
Python フック
- インポート:新しい
get_prim_map
API を追加。on_import
中に呼び出し可能で、USD プリムと、このプリム用に作成された Blender オブジェクト間の対応付けを提供します。(0df5d8220b) - インポート:新しい
on_material_import
API を追加。特定のマテリアルタイプにおける、完全なオーバーライドマテリアル読み込みの機会を提供します。通常、未対応のフォーマットまたはその他非常に特殊な状況でネイティブマテリアルのインポートを行うケースで使用されます。(74512cc5cb) - 全般:
on_material_import
とon_material_export
時に呼び出し可能なimport_texture
とexport_texture
関数にそれぞれ対応。(74512cc5cb)
- インポート:新しい
-
新しいインポートオプション
-
Merge parent Xform
(親のXformと統合)オプションを追加:インポート時、USD プリムとその親の Xform を統合するかどうかをコントロールし、状況に応じて要求される階層の保護を改善します。(000416c933) -
Apply Unit Conversion Scale
(単位変換スケールを適用)オプションを追加:シーンのオブジェクトを USD ステージのメートル毎単位値でスケーリングします。(0c544974d1)
-
-
新しいエクスポートオプション
Merge parent Xform
(親のXformと統合)オプションを追加:エクスポート時、Blender のオブジェクトのトランスフォームを直接そのデータプリムに出力、または分離を維持するかをコントロールします。これはステージ内の USD プリム数を削減し、状況に応じて要求される階層の保護を改善します。(428ab699dc)Units
(単位)とMeters Per Unit
(メートル毎単位)オプションを追加:USD ステージの単位毎のメートル数を指定の単位、またはカスタム値で設定します。(0c544974d1)
Alembic と USD
- 辺と頂点のクリース値の処理が OpenSubdiv で予測される値の範囲を考慮し変更されました。以前のバージョンで作成された、クリースを使用しているサブディビジョンサーフェスアセット用に、Blender 4.4での読み込み時に後方互換の変換を適用します。ただし、Blender 4.4で生成したファイルを以前のバージョンで読み込んだ場合は作業が必要です。(3c9a71b46f)
glTF
このリリースでは、エクスポートとインポート時のスロット化アクションの処理が主な焦点となっています。
もう NLA トラック名の裏技を使用して複数のアクションを単一の glTF アニメーションに統合しなくてもいいのです。アクションを Blender でスロット付きで設定し、直接 glTF にエクスポートすることができるようになりました。
インポーター
機能
-
インポート時のスロット化アクションの処理。(cf08856ccd)
-
Scene Extra をインポートするかどうかのオプションを追加。(dbb670c6d1)
-
作成したオブジェクトを選択しないオプションを追加。(5997886662)
-
インポートオプションを調整。(96369594f4)
-
Draco ライブラリがアドオンと同じディレクトリにインストールされるように。(faaa12a101)
エクスポーター
フックの互換性がなくなりました。スロット化アクションの処理に伴い、フックに多数の変更があります。
-
次のフックにスロットまたは
slot_handle
が入力パラメーターに追加されました。pre_animation_switch_hook
post_animation_switch_hook
pre_gather_animation_hook
-
次のフックには glTF アニメーションではなく、チャンネルがパラメーターとして追加されました。
pre_gather_animation_hook
animation_channels_armature_sampled
(旧animation_action_armature_sampled
)animation_channels_object_sampled
(旧animation_action_object_sampled
)animation_channels_sk_sampled
(旧animation_action_sk_sampled
)extra_animation_manage
-
次のフックには他のパラメーターを置き換える新しいパラメーター(object)になりました。
gather_tracks_hook
gather_actions_hook
-
フック UI 登録の(Collection エクスポーターでも動作させる)新方式
機能
-
エクスポート時のスロット化アクション処理。(cf08856ccd、0778ad776e)
-
常にシーンアニメーションをベイクするため、ドライバーでアニメーションするプロパティもエクスポート可能に。(7ea11a4724)
-
補間のフォールバックオペレーターを追加。(748c91ce27)
-
gltfpack 用に Keep Named Nodes(名前付きノードを維持)フラグを追加。(3f68656c7a)
-
Draco ライブラリがアドオンと同じディレクトリにインストールされるように。(faaa12a101)
-
コレクションエクスポーター
- コレクションのカスタムプロパティを glTF Scene extras として設定。(3d2f45b408)
- 出力ディレクトリがない時に作成するように。(cccd45e32a)
- エクスポートの重複を確認。(22aa2fbfa8)
修正
-
一部の poll 関数のチェックを修正。(b6346312c4)
-
「アーマチュアオブジェクトの削除」+「デフォームボーンのみエクスポート」時のクラッシュを修正。(14302f6af7)
-
追加チャンネルでのクラッシュを修正。(90e09b93b5)
-
UI を修正 (利用不可の場合はオプションを無効化)。(f8766c5542)
-
アーマチュアオブジェクトがチャンネルオプションを保持するよう修正。(ba737a496c)
-
デバッグロギングを修正。(f7a2d0095e)
-
未使用マテリアル上のアニメーションでのクラッシュを修正。(428ec6c1e3)
-
texCoord 時、
KHR_animation_pointer
が正しいマテリアルを使用するよう修正。(373191ff2a) -
GPU インスタンスの再帰チェックを修正。(312289ca60)
-
エクスポートで variant 系カスタムプロパティを無視するよう修正。(4dccaf5fae)
-
アルファのみ使用時、確実に色を白にするように。(b71d8484e2)
-
Action Filter(アクションの絞り込み)を修正。 Fix action filter in Collection Export(71d3e32974)
-
トラックがエクスポートされていない時のクラッシュを回避。(8abac73cbd)
-
メッシュのエクスポートを失敗した時に
skin
をリセット。(3af38e1132) -
UI 調整:Animation Mode(アニメーションモード)が "Actions"(アクション)時、単一アーマチュアのみの場合は全アクションをエクスポートするように。(a2aabd75bc)
-
Export Deformation Bones Onlydef(変形ボーンのみ)+Add Leaf Bones(リーフボーン追加)オプションによるエクスポートを修正。(1326eaff09)