Dev:JA/Ref/Release Notes/5.00/animation rigging
元記事:Animation & Rigging - Blender Developer Documentation
目次
Blender 5.0: アニメーションとリギング
リギング
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新しいコンストレイント、Geometry Attribute(ジオメトリ属性)は、ジオメトリからベクトル、クォータニオン、または 4x4 行列の属性を直接サンプリングし、オブジェクトまたはボーンのトランスフォームに適用します。(8f41d46d74)
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ボーンの「Custom Shape (カスタムシェイプ)」新しいオプションが二つ追加されました。(b2653be057、マニュアル):
- Affect Gizmo(ギズモに影響): Override Transform(オーバーライド)に設定したボーンの位置にギズモを配置します。
- Use As Pivot(ピボットとして使用): 回転時、ボーンが「オーバーライド」に設定したボーンの原点が回転の中心になります。
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シェイプキーが、新しい "Copy to Selected"(選択にコピー)に対応、[Alt]+ドラッグによる、選択中のすべてのシェイプキーの編集が動作するように (614b6508d4)。 この機能はシェイプキーを表示する新しい UI 要素との相性が良く、複数選択とドラッグ&ドロップができるようになります。(a559fb833c)
アーマチュアインスタンスの操作
従来のバージョンの Blender では、アーマチュアの複数のインスタンスを同時に操作するのが困難でした。それは可視性と選択状態がそれらのインスタンス間で共有されていたからです。この問題を解決するため、共有を分離しました。
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オブジェクトモードとポーズモードでのボーンの可視性設定が、ポーズボーン自体に保存されるようになりました。これにより、他のインスタンスへの影響なしで、インスタンス化したアーマチュアのボーンを非表示にできるようになりました。(a43359eb88)
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ボーンの選択状態の設定も、ポーズボーン自体に保存されるようになりました。これにより、もうアーマチュアのインスタンス間で選択が同期されなくなり、期待どおりに操作できるようになりました。(a09d0cfd8c)
これらの変更により、Python API の後方互換性が失われています。詳しくは、Python APIのページを参照してください。
可視性プロパティのドライバーは自動的にバージョニングされますが、アニメーションはされません。これには専用のオペレーター、anim.version_bone_hide_property があり、選択中のアーマチュアオブジェクトのこのプロパティの F カーブを、アーマチュアからオブジェクトにコピーします。
なお、そのオブジェクトにはアクションとスロットがすでに割り当てられている必要があります。(699e3344c3).
アニメーション
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"Copy Global Transform"(グローバルトランスフォームコピー)がアドオンではなくなり、Blender に完全に統合されました。(b4a8e8c5f8)
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新しい "Jump Time by Delta"(差分で時間をジャンプ)オペレーター。ユーザー指定の差分(フレーム数または秒数)で時間を前後にジャンプします。差分はアニメーションエディターのフッター(再生ボタンのすぐ右)の新しいポップアップメニューで設定でき、ジャンプは同じくフッターの隣のジャンプボタンまたは[Ctrl]+[←]/[→]のいずれかで行います。(f145e1f7e2)
ユーザーインターフェイス
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アニメーションエディターが、常にフルフレームでラインを表示するように。(05d0391ed6)
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すべてのアニメーションエディター(シーケンサーを含む)のフッターに、再生、フレーム範囲、新しい "Jump Time by Delta"(差分で時間をジャンプ)コントロールなどの「再生コントロール」領域が追加されました。(35bcbad7e9)
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キャッシュの可視化が ドープシート(Dope Sheet)のすべてのモードで利用可能に。(a90ce938dd)
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TImeline(タイムライン)エディターに、デフォルトで非表示のチャンネル領域が付き、フィルタリングが改善、そして(空の)サイドバーが削除されました。(5836f48ce7)
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Graph Editor(グラフエディター)での W 軸(クォータニオンと軸角度回転)の色は、テーマで設定可能になりました (0fa67c3ea2)。その色も青から黄色に修正されました。
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Keying(キーイング)ポップオーバーが、アクティブなキーイングセット名とキーフレームタイプを表示するように。(535c25800b)
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3Dビューポートの "Global Transform"(グローバルトランスフォーム)パネルが、他の UI に合わせて調整されました。サブパネルはデフォルトで閉じるように。(ca7af76bc9)
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スロットセレクタがスロットのタイプを表示するように。(5231f0c02a)
v4.5以前 v5.0 -
ドープシートにオーバーレイの切り替えとパネルが追加されました。現在 "Show Scene Strip Range"(シーンストリップ範囲を表示)オーバーレイに使用されています。シーケンサーの "Sync Scene Time"(シーンタイムと同期)オプションを使用している場合、このオーバーレイは現在のシーケンサーシーンストリップ範囲を表示します。詳細については、シーケンサーのリリースノートを参照してください。(0c18c1cfc2)
シェイプキー
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シェイプキーのリストが、複数選択とドラッグアンドドロップに対応しました。詳細はツリービューの改善を参照してください。
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新しいオペレーター:"Make Basis" (ベースを作成)。ちなみにオペレーター検索のポップアップでは「シェイプキーをベースキーに」と表示されます (301a86d700)。 これは、アクティブシェイプキーを新しいベースキーにすることで、効率よくメッシュに適用します。従来はシェイプキーをシェイプキーリストの最上部に移動するしかありませんでしたが、意図せぬシェイプキーの適用を防ぐため、別のオペレーターを介して行われるようになりました。
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"Join as Shapes"(シェイプとして統合)と "Update from Objects"(オブジェクトから更新)オペレーターに "Flipped"(反転)バージョンが拡張されました。これは「.L」と「.R」接尾辞をを変更し、その後 "Flip"(反転)オペレーターを実行するのと同等です。(db4d9067d0)
後方互換性
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Blender 2.49以前のアニメーションデータの読み込みの対応が終了しました (6bf8685628)。この対応はすでに限定的な物になっており、リンクは未対応でした。Blender 5.0にファイルを移行する場合は、Blender 4.5で開いて保存することをお勧めします。
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オペレーター
action.layer_prevとaction.layer_nextが削除されました (19bf803e51)。これらはすでに以前のバージョンで UI から削除されていました。 -
旧ポーズライブラリ(Blender 2.93以前の物)を現在のポーズライブラリシステム(Blender 3.0で導入)に変換するオペレーターが削除されました。(44913ffb60)
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"Copy Global Transform"(グローバルトランスフォームコピー)コアアドオンが Blender に統合されたため、このアドオンへのアクセスを試みる (有効化しようとする、または有効化されているかチェックする) スクリプトは動作しなくなります。コピー&ペーストオペレーター自体は同じ ID で引き続きアクセス可能であり、キーマップとそれらを呼び出すスクリプトは引き続き動作します。シーンに登録されていた旧アドオンのプロパティは、現在 scene.tool_settings に登録されています。
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Python API の変更も参照してください。
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Python でドライバーを作成する場合、もう F カーブモディファイアーの作成はしなくなりましたが、代わりに二つのキーフレームが作成されるようになりました。(74ea598c08)