Doc:JA/2.6/Manual/Blender 2.5 Changes

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はじめに

バージョン2.5になって、Blenderは、インタフェース、モデリングやアニメーションのワークフロー、Python APIなど、そのほとんどの機能に関して素晴らしい向上を成し遂げました。これは、実使用例の注意深い研究や、長年に渡るコミュニティとのコラボレーション、ソースコードの完全なる再構成や書き直しの結果です。これは、このソフトウェアがこれまで受けた最も重要なプロジェクトの一つです。

このページでは、Blender 2.4とBlender 2.5の最も顕著な違いについて説明します。新機能を完全に網羅したリストではありません(あまりに長くなりすぎるので!)が、バージョン2.5の劇的な進化と主要な改良点をまとめた簡潔な入門書として見てください。

インタフェース

新ユーザインタフェース

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Blenderユーザインタフェースは以下の三原則を基に設計されています。

  1. 重ねない:ウィンドウを押し出したりドラッグしたりしなくとも、全ての関連するオプションやツールを一目で見渡せるようにすること。
  2. ふさがない:ツールやオプションがBlenderの他の部分をふさがないこと。Blenderは、何かを実行する前にデータ入力を要求するポップアップウィンドウを出すことはありません。
  3. じゃまをしない:作業中にマウスやキーボードをあれこれ持ち替えさせるようなことはせず、ユーザの入力を可能な限り一貫させ、次に起こることが予測できるようにすること。

インタフェースは再構築されました。古い ボタンウィンドウ は今は プロパティ となっています。ユーザはプロパティからデータの値を知ることができます。プロパティ中に見える全てものは、アニメーションさせたり動かしたり自由に変更したりできます。つまり、ツールはもうそこにはありません。ツールはエディタ毎(3Dビューなど)の新しい ツールバー となりました。

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一番上の層にあるプロパティエディタにはタブのリストがあります。タブのリストは、最も一般的なコントロール (Render Properties) が一番左に、より詳細なコントロールが右に並んで表示されるように (Object>Mesh>Material>Texture) 構成されていて、ユーザの選択によって使用可否が変化するタブ(つまり、メッシュオプションとカメラオプションは異なります)もあります。

New UI design rules について詳しく読む(英語) »

2.5 UI Paradigms について詳しく読む(英語) »

New properties panel について詳しく読む(英語) »

マルチスクリーン

新しいウィンドウマネージャでは、マルチスクリーン環境に便利なマルチウィンドウ/スクリーン設定が可能です。メインウィンドウでは画面を再分割して新しいウィンドウを作ることができます。

高いカスタマイズ性

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ユーザインタフェースは2.4xよりもっと柔軟になりました。新しいPython APIのおかげで、インタフェースをカスタマイズしたり、パネルやボタンを変更することが可能になりました。ほとんどのインタフェースに使われているPythonスクリプトは /.blender/scripts/ui/ フォルダにあるので、簡単に編集して独自のBlenderインタフェースを作ることもできます。

また、この新Python APIのおかげで、Blenderインタフェースと統合されたスクリプト(レンダーエンジン、ツール、インポート/エクスポートスクリプトなど)を開発するのもより簡単になりました。


ToDo Read more about new python API »

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さらに、Blender 2.5 には新しい キーマップエディタ が付いています。ホットキーやマウスの定義が 'キーマップ' にまとめられていて、Blender 全体だけでなく各エディタについて、複数のキーマップが用意されています。キーのカスタマイズは、デフォルトキーマップを各自のキーマップにコピーした後で行い、全てのオプションを好きなように編集することができます。つまり、デフォルトキーマップは、常に不変な状態のまま利用可能です。

アニメーションシステム

すべてが動く!

Blender 2.5では、出力画像サイズからモディファイアオプションまで、すべてをアニメーションさせることができます。 つまり、3Dビュー、シーケンスエディタ、ノードエディタ(マテリアル、テクスチャ、コンポジット)など、すべてのエディタでキーが設定できるのです。この新システムは、 アニメート (Animato) と呼ばれています。

アニメートについて詳しく読む »

ドープシートとグラフエディタ

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補間曲線エディタ、アクションエディタ、NLAエディタは、ドープシートグラフエディタ(これらの名称はMayaでも使われています。)内に再構築されました。

アクションエディタは拡張されて、複数のアクションを一度に制御したり、種類毎にまとめたり、シェイプキーにより簡単にアクセスできる完全なドープシートとなりました。

Blenderの新アニメーションシステムでは、ファンクションカーブをどんなプロパティにも加えることができます。新グラフエディタ(以前は補間曲線エディタでした)では、全シーンに含まれる全てのファンクションカーブについて、詳細表示や、一覧表示、編集を行うことができます!

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新機能

検索ツール

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Blender 2.5では、名前(やその一部)を入力することによって機能を見つけ出す検索ツールを統合しました。どこでも検索したい場所で Spacebar を押すとメニューが表示されます。

ファイルブラウザの改良

古いファイルブラウザとイメージブラウザは、強力な単一のブラウザにまとめられました。ファイルはリストやサムネールで表示することができます。また新しいフィルタを使えば、ブラウザに表示するファイルの種類を選ぶことができます。

ディスクドライブや最近使ったファイルを表示するためのサイドバーが加えられました。また、サイドバーにはブックマークを作ることもできます!

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Python API

Python 3.1 ベースになりました。

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