Doc:JA/2.6/Manual/Constraints/Tracking/Locked Track
Locked Track Constraint
概要
Locked Track 拘束は、グラフィックやテキストのどちらをつかっても、説明が少しまわりくどくなってしまいます。 基本的に、それは Track To 拘束なのですが、軸のロックを伴い、つまり軸回転させることは(その向きを変更することは)できません。 したがって、オーナーはこの軸周りを回転することのみによってそのターゲットを追跡することができ、ターゲットがロックされた軸に垂直な平面にあるのでない限り、およびオーナーと交差しているのでない限り、オーナーはそのターゲットを本当に指すことはできません。
現実世界でこれに相当する最良のものを見てみましょう: コンパスです。 回転してそのターゲットの(磁北、または近くの磁石)大まかな方向を指すことはできますが、 それを直接指すことはできず、これは軸の上で車輪のように回転するためです。 コンパスがテーブルに置かれ、磁石がそのまっすぐ上にある場合、コンパスは磁石を指すことはできません。 コンパスの複数の側に磁石を移動させる場合、ターゲット を 指すことはできないままですが、しかしターゲットの大まかな方向を指すことはでき、そして芯の軸もその制限に従ったままになります。
Locked Track 拘束を使用するとき、ターゲットを磁石として、羅針盤をオーナーとして考えることができます。 Lock の軸はオーナーがスピンする芯の軸として機能し、 To の軸はコンパスの針として機能します。 どの軸に何をさせるかはあなた次第です!
この拘束のボタンの理解に苦心するようなら、tool-tipsを読むと、かなり良いでしょう。 オブジェクトの軸がどこにあるかわからない場合は、Object メニューのDraw パネルで Axis ボタンをオンにしましょう。 または、あなたがボーンで作業している場合、 Armature メニューの Display パネルで、Axes ボタンをオンにしましょう。
この拘束は、 Track To 拘束と協調動作するように設計されています。 これらの2つの拘束のための軸ボタンを適切に設定すれば、Track To を使用して第一ターゲットの車軸を指すようにでき、 Locked Track でオーナーを第二ターゲットの軸の周りにスピンさせることができます。
この拘束は、2Dビルボードにも非常にうまく動作します。
これに関連する話題はすべて、 2.49 BSoD tracking tutorialで長々と論じられています。
オプション
- Target
- この拘束は、一つのターゲットを使用し、それを持っていないときは機能しません (赤の状態) 。
- To
- 追跡するローカル軸 (デフォルトではY )、すなわちオーナーの座標軸のうちのターゲットのほうを指すもの。 負のオプションは、対応する軸がターゲットとは反対を指すように強制します。
- Lock
- ロックされるローカル軸 (デフォルトではZ )。すなわち、オーナーの軸は、ターゲットを追跡するために再配向することができなくなります。
To と Lockに同じ軸を選択した場合、拘束は機能しません (赤状態)。