Doc:JA/2.6/Manual/Introduction

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はじめに

Blender 2.5 with a Big Buck Bunny scene open

ようこそ、Blenderへ! このBlenderの解説書は、ユーザマニュアル、リファレンスガイド、チュートリアル、フォーラム、そして多くのウェブリソースというように、沢山のパートから成り立っています。このマニュアルでは、まず始めに、ブレンダーのダウンロードとインストールの方法や、ソースコードから実行ファイルを生成する方法から説明していきます。

Blenderのインタフェースは、3Dグラフィックス制作のために高度に最適化されていて、ちょっと普通ではありません。なので、初めて触れる人にとってはとっつきにくいかも知れませんが、じきにその威力が分かるでしょう。このインタフェースとこの解説書で使われている慣例に慣れるために、インタフェースを丁寧に読むことを強くお勧めします。

Blenderって何?

Blenderは、2Dと3Dの幅広いコンテンツ制作のための統合アプリケーションとして、1993年12月に着想され、1994年8月に使用可能なソフトウェアプロダクトとして誕生しました。Blenderは、モデリング、テクスチャリング、ライティング、アニメーション、そしてビデオポストプロセッシングの機能を一つのパッケージとして提供しています。オープンなアーキテクチャを用いているので、クロスプラットフォームであって、広範囲にわたる機能性があり、とても小さなファイルサイズでありながら、上手く統合されたワークフローを提供しています。Blenderは、世界で最も人気のあるオープンソースの3Dグラフィックスアプリケーションの一つとなっています。

Blenderは、世界中のメディア制作のプロやアーティストが使用することを目標としているので、3Dビジュアリゼーションだけでなく放送や映画クオリティの映像生成に用いることができます。一方で、リアルタイム3Dエンジンも備えているため単独で3Dインタラクティブコンテンツを制作することもできます。

Blenderは、もともとはNot a Number (NaN)という会社によって開発されていましたが、今は、GNU GPLライセンスの下、ソースコードを手に入れられる「フリーソフトウェア」となっており、オランダにあるBlender Foundationによって開発が続けられています。

Blenderは、2008年から2010年にかけて、機能やワークフロー、インタフェースを向上させるために完全に0から作り直されています。この作業の結果、Blender 2.5(現在はベータテストバージョン)が生み出されました。

主な特徴:

Rendering image and post-working on it
  • 3Dコンテンツ制作のための高機能な統合ソフトウェア(モデリング、UVマッピング、テクスチャリング、リギング、スキニング、アニメーション、パーティクル等のシミュレーション、スクリプティング、レンダリング、コンポジティング、ポストプロダクション、ゲーム制作機能など)
  • OpenGLによる統一されたGUIを用いたクロスプラットフォームソフトウェア(Pythonスクリプトによってカスタマイズ可能) Windows (98, NT, 2000, XP, Vista, 7), Linux, OS X, FreeBSD, Irix, Sun等のOSに対応
  • 高速かつ高効率な制作ワークフローを実現する高品質な3Dアーキテクチャ
  • 全世界で200,000件以上のダウンロード(各リリース毎)
  • ユーザコミュニティによるサポート(質問や批評に関するフォーラム http://BlenderArtists.org ニュースサービス http://BlenderNation.com
  • 小さなファイルサイズ、簡単に頒布可能

最新バージョンのBlenderはここからダウンロードできます。