Doc:JA/2.6/Manual/Render/Freestyle/Parameter Editor/Line Style/Geometry
目次
- 1 ジオメトリ(Geometry)
- 1.1 モディファイアー
- 1.1.1 2Dオフセット(2D Offset)
- 1.1.2 2Dトランスフォーム(2D Transform)
- 1.1.3 バックボーン拡縮(Backbone Stretcher)
- 1.1.4 ベジェカーブ(Bezier Curve)
- 1.1.5 設計図(Blueprint)
- 1.1.6 ガイドライン(Guiding Lines)
- 1.1.7 パーリンノイズ1D(Perlin Noise 1D)
- 1.1.8 パーリンノイズ2D(Perlin Noise 2D)
- 1.1.9 ポリゴン化(Polygonization)
- 1.1.10 サンプリング(Sampling)
- 1.1.11 Sinディスプレイスメント(Sinus Displacement)
- 1.1.12 空間ノイズ(Spatial Noise)
- 1.1.13 先端削除(Tip Remover)
- 1.1 モディファイアー
ジオメトリ(Geometry)
このタブではストロークの形状をコントロールできます。
モディファイアー
13つの形状モディファイアーが利用可能です。これらのモディファイアーにはミックスや影響設定はなく、常にストローク形状に完全に適用されます(オブジェクトのモディファイアーと同じ方法です)。これらは Freestyle ラインセットの二次元のストローク結果を取り、様々な方法で変形します。
Blender の他のモディファイアースタック同様、上から下に適用されていきます。
2Dオフセット(2D Offset)
The 2Dオフセット(2D Offset)モディファイアーは、二次元のオフセットをストロークのバックボーン形状に加算します。独立したオプション/エフェクトのセットを二つ持ちます。
- 開始(Start)と終了(End)
- これら二つのオプションは与えられたオフセット量をストローク開始(終了)点で、その(2D)ノーマルに従い加算します。
エフェクトはストローク全体にブレンドされるため、例えば開始(Start)のみを50にセットした場合、ストローク開始がその法線方向に50ピクセル移動し、ストロークの真ん中ではその時の法線方向に25ピクセル移動、終端では移動しません。
- X と Y
- これらの二つのオプションは単に一定の水平と垂直オフセットをストローク全体に加算します。
2Dトランスフォーム(2D Transform)
2Dトランスフォーム(2D Transform)モディファイアーは二次元のスケーリングや回転をストロークのバックボーン形状に適用します。スケールは回転前に適用されます。
2Dトランスフォームの中心(ピボットポイント)は以下が利用できます。
- ストローク中心(Stroke Center)
- ストロークの中間点。
- ストローク開始(Stroke Start)
- ストロークの開始点。
- ストローク終了(Stroke End)
- ストロークの終点。
- ストロークポイントパラメーター(Stroke Point Parameter)
- ストロークポイントパラメーター(Stroke Point Parameter)係数は、ストローク上のピボットポイントの位置を操作します(0.0で開始点、1.0で終点)。
- 絶対2Dポイント(Absolute 2D Point)
- ピボットX(Pivot X)とピボットY(Pivot Y)で最終レンダーでのピボット位置を設定できます(左下が原点)。注意:現在、「実際の」レンダリングサイズ、つまり解像度と解像度のパーセンテージを考慮する必要があります!
- 拡縮X(Scale X)と拡縮Y(Scale Y)
- 各軸に対するスケーリング係数。
- 回転角度(Rotation Angle)
- 回転角度!
バックボーン拡縮(Backbone Stretcher)
バックボーン伸縮(Backbone Stretcher)モディファイアーは、ストロークの開始点と終点を(長さを加えて)伸縮します。
- バックボーンの長さ(Backbone Length)
- ストローク終点に加算する長さ。
ベジェカーブ(Bezier Curve)
ベジェカーブ(Bezier Curve)モディファイアーは、ストロークを近似したベジェに置き換えます。
- エラー(Error)
- ベジェカーブと元のストロークの間に許容される最大距離。
設計図(Blueprint)
設計図(Blueprint)モディファイアーは設計図のように、円や楕円、四角形の輪郭を使用したストロークを生成します。 設計図はフリーハンド描画の最初に描かれた線を参照し、オブジェクトのシルエットを円や楕円、四角形のようなシンプルな形状で捉えます。
- 形状(Shape)
- どのベース形状をこの設計図に使用するか。円(Circles)、楕円(Ellipses)、四角形(Squares)のいずれか。
- 回数(Rounds)
- ペンが同じストロークを複数回描くように、生成する回数を指定します(要はこのプロセスを何回繰り返すか)。
- 範囲のランダム性(Random Radius)と中心のランダム性(Random Center)
- 円(Circles)と楕円(Ellipses)形状用。関連する状況において毎回ランダム性を加えます。2回以上では前回を正確に繰り返すだけになるため、通常ランダム性がないと意味がありません。
- バックボーン長さ(Backbone Length)とランダムバックボーン(Random Backbone)
- 四角形(Squares)形状用。前者は生成された四角形の各辺に長さを追加します(後者のパラメーターからも影響を受けます)。後者は四角形にランダムさを与えます。
ちなみに、小さいストロークによってできたノイズの回避にストローク(Strokes)設定の最小2D長さ(Min 2D Length)機能が非常に便利です。
ガイドライン(Guiding Lines)
ガイドライン(Guiding Lines)モディファイアーはストロークを両端を結んだ直線で置き換えます。
- オフセット(Offset)
- 新しくまっすぐなストロークが作成される前の、オリジナルのストロークの始点と終点へのオフセット。
短いストロークは直線で近似しやすいため、このモディファイアーは十分に短いストロークの方が適切な結果が得られます。そのため、このモディファイアーはストローク(Strokes)パネルの分割オプション(2D角度(2D angle)や2D長さ(2D length)など)と一緒に使用することをおすすめします。
パーリンノイズ1D(Perlin Noise 1D)
パーリンノイズ1D(Perlin Noise 1D)モディファイアーは1次元のパーリンノイズをストロークに加えます。
- 頻度(Frequency)
- ノイズの密度(ストロークに対するスケールのようなもの)。
- 振幅(Amplitude)
- ノイズがストロークを角度(Angle)の方向に歪ませる量。
- シード(Seed)
- 乱数生成のシード(同じストロークに同じシードを与えると常に同じ結果になります)。
- オクターブ(Octaves)
- ノイズの「ディテールレベル」。
- 角度(Angle)
- ノイズが適用される方向(0.0° で完全に水平になります)。
パーリンノイズ2D(Perlin Noise 2D)
パーリンノイズ2D(Perlin Noise 2D)モディファイアーは1次元のパーリンノイズをストロークに加えます。
設定はパーリンノイズ1D(Perlin Noise 1D)モディファイアーと全く同じです。
TODO: これらの二つのモディファイアーの違いは?
ポリゴン化(Polygonization)
ポリゴン化(Poligonization)モディファイアーはストロークをできる限りシンプルにします(別の言い方をすれば、スムーズなストロークをカクカクした線分に変換します)。
- エラー(Error)
- 新しくシンプル化されたストロークとオリジナルとの間にとれる最大距離(この値が大きい場合、よりカクカク/大まかな結果になります)。
サンプリング(Sampling)
サンプリング(Sampling)モディファイアーは以下のモディファイアーのための設定、ストロークの精度を変更します。
- サンプリング(Sampling)
- この値を小さくするとストロークの精度が向上します。小さすぎるとレンダリング中の時間とメモリ消費量が増大することに注意してください!
Sinディスプレイスメント(Sinus Displacement)
The Sinディスプレイスメント(Sinus Displacement)モディファイアーは、正弦曲線の変位をストロークに加えます。
- 波長(Wavelength)
- ストロークに伴う波の長さ。
- 振幅(Amplitude)
- ストローク全域での波の高さ。
- 初期ロール※(Phase)
- ストロークに伴う波を「移動」する「オフセット」。
(※後に「位相」あたりになる可能性があります -Yamyam)
空間ノイズ(Spatial Noise)
空間ノイズ(Spatial Noise)モディファイアーはストロークに空間ノイズを加えます。
TODO: "空間ノイズ(spatial noise)"の定義!
- 振幅(Amplitude)
- ノイズがストロークを歪める量。
- 拡大縮小(Scale)
- ストロークに伴うノイズの幅。
- オクターブ(Octaves)
- ノイズのディテールレベル。
- スムーズ(Smooth)
- 有効時、生成されたノイズをスムージングします。
- 純乱数(Pure Random)
- 無効時、次に生成された乱数値は前回の物に依存し、そうでない場合は完全に別個になります。この設定を無効にすることで、ストロークに伴うノイズがより「一貫した」物になります。
先端削除(Tip Remover)
先端削除(Tip Remover)モディファイアーはストロークの最初と最後の部分を削除します。
- 先端の長さ(Tip Length)
- 両端から削除するストロークの長さ