Doc:JA/2.6/Reference/Nodes/Node Groups

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Node Groups

(ノードグループ)

マテリアルとコンポジットのどちらのノードもグループ化できます。ノードをグループ化すれば、ノードエディタ上でノード回路網の配置を単純化でき、ヌードル(ノードの回路網)が扱いやすくなります。またノードグループ(.blend ファイル内)またはノードツリー(アペンド時)と呼ばれるものが作られます。

概念的には「グループ化」すると「単体のノード」であるかのように扱えるノードの セット を定義することができます。ノードグループは同じ .blend ファイル内でも別の .blend ファイルからも、何度でも再利用できます。

例えばノードを使って作ったマテリアルを、別の .blend ファイルに単に追加することができます。しかし新たに作ったマテリアルから、既存のマテリアルノードの回路網から一部の分岐を使いたいときはどうでしょう? 分岐を再作成することもできるでしょう。もしくはそのマテリアルを新たな .blend ファイルに追加して、使いたい分岐をカット&ペーストして新たなマテリアルに足すこともできるでしょう。どちらの方法もうまくいきますが、.blend ファイル間で作業するときはそれほど効率が良くありません。「被写界深度」のコンポジットノードの回路網を作り、別の .blend ファイルで使いたいときにはどうでしょう? 一連の操作を正確に何十回も繰り返したいときは? この場合も回路網の再作成はできますがそれほど効率が良くありません。マテリアルノードの分岐とコンポジットノード回路網のどちらにおいても、ノードグループを作って再利用するのが上手なやり方と言えるでしょう。

一旦定義したグループは、再利用可能なソフトウェア部品になり、ブラックボックス化します。定義 を厳密に知らなくても、働き を知れば(何度でも好きなだけ)利用できます。グループは Blender のライブラリと標準的な追加(アペンド)方法 を通じて利用可能な状態にできます。

Grouping Nodes

(ノードのグループ化)

パネル: Node Editor

メニュー: ⇧ ShiftA » Group(グループ) » Make Group(グループ作成)

ノードグループを作るには、ノードエディタでグループに含めたいノードを選択し、CtrlG⇧ ShiftA » Group » NodeGroup を使います。ノードグループは緑色のタイトルバーを持ちます。選択したノードはすべて最小化され、ノードグループ内に入ります。ノードグループのデフォルトの名前は NodeGroupNodeGroup.001 といったものです。ノードグループには名前の入力欄があり、クリックして変更できます。名前を意味のあるものに変えてください。別の .blend ファイルにノードグループをアペンドしたときに、Blender はマテリアルノードグループとコンポジットノードグループの区別をしません。したがってこの種類を見分けやすくする命名規則を作るのがよいでしょう。例えばマテリアルノードの分岐には Mat_XXX 、コンポジットノードの回路網には Cmp_XXX と命名します。

Blender3D FreeTip.png
グループに含むべきではないもの(すべてのタイプのノードエディタ)

覚えておきたいのは基本思想として、グループは簡単に再利用できる、自己完結したソフトウェア部品であるべきだということです。マテリアルノードグループは以下のノードを 含むべきではありません:

Source nodes(ソースノード)
グループ内にソースノードを含めると、最終的にソースノードがグループ内とグループ外の新たなマテリアルノード回路内の二箇所にできます。
ソースノードの例としてマテリアルノードの Material ノード や、コンポジットノードの Render Layers ノード があります。
Output node(出力ノード)
グループ内に出力ノードを含めると、このグループからの出力ソケットが使えなくなります!
出力ノードの例としてマテリアルノードの Output ノード や、コンポジットノードの Viewer ノード があります。


Editing Node Groups

(ノードグループの編集)

ノードグループを選択して ⇆ Tab を押すか、ノードグループ右肩の「ノード」アイコンをクリックすると、ノードがウィンドウ枠いっぱいに広がり、グループ内にある各ノードが表示されます。各ノードに対して移動や、コントロールの調整、スレッドのつなぎなおしなど、通常のエディタウィンドウの一部であるかのような操作ができます。外部にあるノードと直接スレッドをつなぐことはできず、グループノードの端にある外部ソケットを使う必要があります。ノードをグループに追加したりグループから削除するには、一旦グループを解除する必要があります。

Ungrouping Nodes

(ノードグループの解除)

AltG コマンドはグループを壊して、各ノードをエディタの作業領域に置きます。内部の接続は保持され、内部にあったノードを作業領域内にある外側のノードと接続できるようになります。

Appending Node Groups

(ノードグループの追加)

ノードツリーをグループとして .blend ファイルに一旦追加すれば、ノードエディタ内で ⇧ ShiftA » Add(追加) » Group(グループ) を選び、追加したグループを選ぶとそのグループを利用できます。グループの「コントロールパネル」はノードグループ個別にあります。他のノードと同じように操作できます。