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2018年6月29日 (金) 05:53時点における最新版
目次
Blender 2.66 リリースノート
Blender Foundation とオンラインの開発者コミュニティは Blender 2.66を公開できることを誇りに思います。このリリースには剛体力学シミュレーション、ダイナミックトポロジースカルプティング、MatCap 表示などの長らく待たれていた機能が含まれています。
他の新機能には、Cycles ヘアーレンダリング、高ピクセル解像度表示の対応、プリマルチプライとストレートアルファ透過の処理の改善、頂点べベルツール、メッシュキャッシュモディファイアー、SPHパーティクル流体力学ソルバーなどがあります。
ダイナミックトポロジースカルプティング
ダイナミックトポロジー(Dynamic topology)は新しいスカルプティングモードで、通常のスカルプティングではメッシュの形状どおりにしか影響しないところを、必要に応じてメッシュを細分化します。これにより、モデリングされたベースメッシュを分割しなくても、シンプルなメッシュから複雑な形状をスカルプトすることができるようになりました。
剛体シミュレーション
Bullet 物理演算ライブラリが エディターとアニメーションシステムに統合され、剛体シミュレーションがゲームエンジン外でも利用可能になりました。その結果、シミュレーションのワークフローが非常に簡略化され、コントロールの自由度も上がりました。
UI とユーザビリティ
MacBook の "Retina" ディスプレイに対応、すべてのエディターが正しい DPI でスケーリングされるようになり、新しい高解像度のアイコンと、ツールとプロパティ領域の透過が追加されました。ユーザー設定(User Preference)と Startup.blend ファイルが分離され、新しい方法のセッション復活(Recover Session)の追加や、3Dビュー内でのコピー&ペーストに対応しました。
Cycles レンダリング
ヘアーレンダリングの最初の対応、ランプ用マルチプル重点サンプリング、プロパティエディター内でのプレビューレンダリング、OSL用の新しいクロージャと最適化、非プログレッシブインテグレータ(non-progressive integrator)の改良、パック済、生成(Generated)、動画(Movie)テクスチャへの対応など。
画像の透過処理
イメージパイプラインがリファクタリングされ、画像の透過処理が改善し、標準との互換性が向上しました。画像には二つのアルファタイプがあり、それぞれ別の用途に便利です。さらに自動的に正しい変換と演算を行わせることができます。
メッシュモデリング
べベル(Bevel)ツールが辺に加え、頂点毎の一つ以上のセグメントによるべベルに対応しました。
モディファイアー
新しいメッシュキャッシュ(Mesh Cache)モディファイアーは、外部ファイルのアニメーションをメッシュに適用可能で、MDDとPC2ファイルフォーマットに対応してます。新しいUVワープ(UV Warp)モディファイアーはメッシュ上の UV マップをオブジェクトやボーンを使用し、回転、拡大縮小、移動できます。ラプラシアンスムーズ(Laplacian smooth)モディファイアーは形状の拡張に対応し、スムージングの代わりにメッシュ形状の強調も行えます。
パーティクル流体力学
より物理的に正確な結果になるよう設計された、新しい SPH パーティクル流体ソルバーが追加されました。
ゲームエンジン
キャラクター(Character)物理タイプに多数の新オプションが追加され、プロファイリングとデバッグ情報がクリーンアップ、アルファ透過によるくり抜きを考慮したシンプルなシャドウマップができるようになりました。
Python スクリプティングには2つの新機能が追加されました。ゲームエンジンがフリーズしないよう、ライブラリ .blend ファイルを非同期で読み込めるようになり、ジョイスティックイベントが Python からロジックブリックなしで処理できるようになりました。
Collada
Collada のインポートとエクスポートのアニメーション機能が改善されました。シェイプキー(ShapeKey)に対応し、アーマチュア(Armature)モディファイアーがより安定、軸の方向とシーンのスケーリングが考慮されるようになりました。
その他の機能
頂点カラーベイキング(vertex color baking)、多重解像度(Multires)メッシュの AO ベイキング(ambient occlusion baking)の効率の向上、辺ベースの UV スティッチ(edge based UV stitch)、テクスチャペインティング(TexturePaint)用のテクスチャブラシのマッピング方法のコントロール、ウェイトペインティング(WeightPaint)用のグラデーションツール、コンポジター(Compositor)用の移動(Translate)ノードなどの新機能も追加されています。
アドオン
MilkShape 3D フォーマットに対応、EDL Video Import が追加されました。
バグ修正(英文)
新機能に加え、前のバージョンから250以上のバグが修正されました。