元記事：Reference/Release Notes/3.1/Add-ons - Blender Developer Wiki

Blender 3.1: アドオン

Copy Global Transform

Copy Global Transform アドオンは、アクティブオブジェクト/ボーンのワールド空間のトランスフォームをコピーし、好きなオブジェクト/ボーンに貼り付けできるようにします。これは別の時点の同じ物でもいいですし、あるいは FK コントロールボーンのグローバルトランスフォームを、IK コントロールボーンにコピーすることもできます。複数のオブジェクトへの貼り付けも可能です。

もし複数のフレームで特定のワールドトランスフォームをロックしたい場合は、選択中のキーフレームに貼り付け（スマートベイク）したり、（1秒め、2秒めなどに）新しいフレームを作成させることもできます。
このアドオンは貼り付け対象が同じグローバルトランスフォームに維持されるのに必要な、アニメーションさせない処理をすべて行います。

Global Transform パネル、3Dビューポートの Animation（アニメーション）タブ内
"Paste and Bake（貼り付けとベイク）" の結果。親がアニメーションしないようキー範囲が作成され、ワールド座標が確実に同じ位置に。

Rigify

super_finger リグを、別レイヤーのオプション IK コントロールに配置可能に。(rBA9030e2c6d1a)

Advanced Options（詳細オプション）設定パネルをオーバーホール、overwrite/new と name フィールドを削除、ウィジェットのコレクションへの参照が追加されました。(rBAece39d809c)

Limb がギア形状のボーンをベースに使用することで、均一にスケーリングできるように。(rBA2f1c38fd507)

Limb FK コントロールが Aligned inherit scale（整列スケール継承）モードを使用するように。(rBA3fc46407617)

脚のリグが、つま先のコントロールを IK 用と FK 用の二つに分けて生成できるように。これは100％正確なスナップに必要です。metarig 内でデフォルトで有効になっています。(rBA0391f865e12d)

FBX I/O

「レスト」アーマチュアのエクスポート速度が改善。(rBA1b0254b5315b)

OBJ I/O

T94516の修正により、Roughness（粗さ）の処理が予想通りの MTL の挙動に戻りました。そのため、Blender からエクスポートされた旧 OBJ ファイルの再インポート時に、Roughness パラメーターをずらす値が導入されました。(rBAf26299bacc1)

OBJ exporter が C++ で実装されました。詳細はパイプラインとアセット、入出力を参照してください。

Atomic Blender (PDB/XYZ)

PDB/XYZ importer

T94008とT94292の修正で、自動的に Object Mode（オブジェクトモード） に変更するように（rBA8372ef96ade7、rBA2829c040f488）。インポート直前に Edit Mode（編集モード） が最初にアクティブだった場合はエラーメッセージがでません。

rBAb825c2d31ad3の修正により、

PDB importer で Smooth オプション有効時、Vertice Structure（頂点構造）のインスタンス内の棒がスムーズになるように。

rBA98003acc981d - Vertice Structure のインスタンス内の棒の修正。棒の直径が減る時、例えば Utility Panel （utility Change stick size）の使用時などで、メッシュ構造の等距離の平面がもう見えなくなり、現在1/100のサイズになっています。なお、これらの平面は Vertice Structure のインスタンス化に必要です。

Atom の色の処理を改善（rBA1b95d391dccb、rBAf1d2eca09bac、rBAc00916b26b08、rBAefcceb62d4a8、rBA7d11bb351e58、rBAee7f95212b96、rBA6e910cf217f0、rBA7f5d0ab6beb3）。標準のシェーダーとして、Principled（プリンシプル）BSDF シェーダーを Cycles と Eevee 用に使用します。また、Eevee 用の一部のプロパティが自動的に設定されます。

Utility パネル の刷新

rBAe54b9d2a4d81 の修正により、もう Atom を頂点構造インスタンスから分離しても Blender がクラッシュしないように。

rBA4009ff189d59 の修正により、もう Utility パネル 内で Default values オプションを使用してもエラーメッセージが出ないように。

rBA84f5f4699232 と rBAfd5697ebcf87 を修正。Atom のマテリアルプロパティ（utility の Change atom shape）を変更すると、存在していれば関連する棒のマテリアルプロパティも変更するように。

Change atom shape セクション内の全オブジェクト「オペレーター」が、Eevee、Cycles、Principled（プリンシプル）BSDF シェーダーを考慮した色の処理をするよう更新。(rBA3012911034aa、rBA9be1af0f30f6).

Custom data file オプションの拡張（rBAeb9a4e79d3df）。プリンシプル BSDF シェーダーの全プロパティを、要素ごとに ASCII データファイル内で設定可能になりました。Eevee の一部の重要なプロパティも設定可能です。
これにより、原子構造内の選択中の Atom のサイズとマテリアルプロパティを一度に変更可能です。ユーザーは自分のマテリアルプロパティをこのファイル内に格納し、いつでもどの原子構造にも使用できます。詳細はドキュメント（英文）を参照してください。

互換性の問題

OBJ/MTL の Roughness（粗さ）の、Blender の BSDF の Roughness パラメーターへの変換が変わりました。参照：rBAf26299bacc1

Dev:JA/Ref/Release Notes/3.10/Add-ons

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